日本代表は10日、キリンチャレンジカップ2025でパラグアイ代表と対戦し、後半アディショナルタイムのゴールで追いつき2-2で引き分けた。ベンチスタートとなった藤田譲瑠チマは1点ビハインドの89分にピッチへ。
「もう本当に時間がなかったので、監督からは『中に上げることをみんなに伝えて』という指示を持って入りました。自分はそんなに関わっていないですけど、最後に得点できたことは良かったと思います」と振り返った。

 パラグアイ戦は田中碧と佐野海舟がボランチのコンビを形成した。特に佐野は持ち味の運動量を生かして攻守両面に顔を出し、鋭い縦パス小川航基の同点ゴールをアシスト。パラグアイ戦で際立った活躍を見せた選手の一人だ。佐野のプレーについて同じボランチの藤田は「海舟くんはすごく目立っていたと思います。唯一と言っていいほど、対人で負けていなかった」と称賛した。

 次戦は14日、東京スタジアムでブラジル代表と対戦する。ボランチの台所事情とプレーイングタイムを考慮すれば、藤田がピッチに立つ可能性は高いだろう。「今日は守備のところで行く・行かないがはっきりしなかった時間帯があったと思います。どういう試合状況になるかは分からないですが、おそらくボールを持たれる時間帯も増えるはずなので、チームとして行く・行かないところを意識して、次の試合はできればいいと思います」と見据えた。
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