インテル・マイアミが、サントスに所属するブラジル代表FWネイマールの獲得に強い関心を示しているようだ。移籍が実現すれば、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシ、元ウルグアイ代表FWとバルセロナ時代以来の再会を果たすことになる。“MSN”の名で知られたトリオは3年半で3人合わせて364ゴールを記録し、2014-15シーズンにはチャンピオンズリーグ制覇を含む3冠を達成したが、2017年夏にネイマールが史上最高額の移籍金でパリ・サンジェルマン(PSG)へ移籍したことで解散となった。
PSGではのちにメッシが加入してキリアン・エンバペ含む“MMN”のトリオが生まれたが、メッシとネイマールはともに2023年夏に花の都を去り、メッシはマイアミへ、ネイマールはアル・ヒラル(サウジアラビア)へ移籍。そして2024年1月からスアレスがマイアミに加入し、メッシとの再会を果たした。
ネイマールはアル・ヒラル加入後ケガに泣き、今年1月の移籍市場でマイアミへの移籍も噂されていた。しかし、MLS(メジャーリーグ・サッカー)が定めるサラリーキャップや選手登録枠が影響して、当時は移籍が実現せず。ネイマールは古巣サントスに復帰を果たした。
ネイマールとサントスの現行契約は2025年末で満了を迎えるため、他クラブは来年からの契約締結について自由に交渉できる状況だ。マイアミとネイマールはまだ交渉の場を設けていないようだが、ネイマールの代理人はワールドカップイヤーにアメリカでプレーすることにピッチ内外で潜在的な価値があると認識しており、移籍の可能性には肯定的なようだ。マイアミとしても、2025シーズン限りで元スペイン代表のセルジオ・ブスケツとジョルディ・アルバが引退するため、彼らに代わる新たなスター選手を必要としている。