パラグアイ戦では田中碧とボランチのコンビを形成した。佐野は豊富な運動量でありとあらゆる局面に顔を出し、持ち味の球際の強さでも南米屈指のパラグアイを相手に対抗。小川航基のゴールのお膳立てもした。同じくボランチを本職とする藤田譲瑠チマは「海舟くんはすごく目立っていたと思います。唯一と言っていいほど、対人で負けていなかった」と佐野のプレーを称えていた。
中3日で迎えるブラジル戦に向け、佐野は「まずはチームとしてやるべきことをブラさず、自分のやるべきことを整理してやっていきたい」と語る。勝敗を分ける一つの要因として挙げたのが「勇気を持ったプレー」。「前向きなプレーがチームにとってプラスになる」と考えている。「すごく楽しみです。自分が何を残せるのかも楽しみ」と強豪国との一戦を心待ちにした。