フェイエノールトのOBで現在ドルトレヒト(オランダ2部)の指揮官を務めるディルク・カイト監督が、日本代表FW上田綺世のパフォーマンスを称賛した。11日、オランダメディア『Voetbal Primeur』が同指揮官のコメントを伝えている。


 現在27歳の上田は、2023年8月にベルギーのサークル・ブルッヘからフェイエノールトへ完全移籍。加入1年目はリーグ戦で5ゴール、2年目は7ゴールを記録していたが、今シーズンは開幕から好調を維持しており、リーグ戦8試合で早くも8ゴールをマーク。シーズン序盤にしてエールディヴィジでの自己最多記録を更新している。

 フェイエノールトで圧巻の活躍を見せる上田に対して、同クラブで通算119ゴールを挙げたカイト氏も「彼が初めから優れたストライカーであることは明らかだった」と称賛のコメント。オランダでのプレーに適応したことが今季活躍の要因だとし、「彼には適応する時間が必要だったかもしれない。新しいクラブ、組織で求められるものは違ってくるだろうしね。でも、彼を間近で見れば、クオリティの高さがはっきりとわかるよ」と語っている。

 さらに今夏フェイエノールトに加入した日本代表DF渡辺剛の存在も良い影響があると指摘。「あるメディアでは日本人センターバックとのつながりについても言及していた。パズルのピースがゆっくりはまっていくように、選手に時間が必要なのは当然だ。我々サッカーファンは、すぐにパフォーマンスを発揮してほしいと願うが、選手も人間なんだ」と話した。


【動画】上田のゴールをピッチサイドから



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