FIFAワールドカップ26欧州予選・グループIの第7節が11日に行われ、エストニア代表とイタリア代表が対戦した。

 ここまで4試合を消化した欧州予選で3勝1敗を記録し、勝ち点「9」を積み上げながらグループIの2位につけるイタリア代表。
第2節終了後にルチアーノ・スパレッティ前監督が退任となった“アズーリ”は、その後に就任したジェンナーロ・ガットゥーゾ監督の下で連勝を飾っている。先にキックオフを迎えた首位ノルウェー代表が勝利を収めたなか、敵地でのエストニア代表戦にマテオ・レテギやリッカルド・カラフィオーリなどが先発起用された。

 試合は開始早々の4分にイタリア代表がスコアを動かす。ポゼッションで相手を押し込みながら左右に揺さぶり、カラフィオーリが左サイドに張ったフェデリコ・ディマルコへと展開。ワンタッチで前線に送ったパスがモイーズ・キーンに繋がると、ボックス内で華麗なステップを踏みながら右足を一振り。対峙したマーカーのタイミングを外してゴールに流し込み、イタリア代表が先制に成功した。なお、キーンは欧州予選3試合連発弾となった。

 しかし、そんなキーンは15分にピッチへと座り込んで負傷交代を余儀なくされることに。さらに29分、ボックス内でレテギが倒されPKを獲得したものの、自身が放ったキックはGKカール・ヤコブ・ハインがストップ。アウェイチームが絶好のチャンスを逃してしまう。

 それでも38分にレテギが名誉挽回の追加点をマークする。クロスの跳ね返りをボックス手前でサンドロ・トナーリが回収し、横パスを受けたディマルコが左足で再度クロスを供給。
相手のヘディングが大外に流れると、こぼれ球を拾ったリッカルド・オルソリーニが折り返しを送る。手前で待つレテギがダイレクトでネットを揺らし、大きな2点目を挙げた。

 その後、74分にレオナルド・スピナッツォーラのクロスからフランチェスコ・ピーオ・エスポジトが3点目を奪取。直後に1点を返されたイタリア代表だったが、そのまま試合は3-1で終了し、欧州予選3連勝を飾った。次節は14日に行われ、エストニア代表はホームでモルドバ代表と対戦。イタリア代表はホームでイスラエル代表と対戦する。

【スコア】
エストニア代表 1-3 イタリア代表

【得点者】
0-1 4分 モイーズ・キーン(イタリア代表)
0-2 38分 マテオ・レテギ(イタリア代表)
0-3 74分 フランチェスコ・ピーオ・エスポジト(イタリア代表)
1-3 76分 ラウノ・サピネン(エストニア代表)

【動画】エストニアvsイタリアのハイライト!



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