8日に行われた第1戦は、広島が敵地で2-0と先勝。
第2戦目でも先手をとったのは広島だった。10分、加藤陸次樹が倒されてPKを獲得。キッカーを務めたヴァレール・ジェルマンがゴール右下隅へと流し込んだ。
17分に横浜FCが1点を返す。左コーナーキックをサインプレーで開始し、ペナルティエリアの外でボールを受け取った山根永遠が右足一閃。距離のあるところから豪快なミドルシュートをゴール左上隅へと叩き込んだ。
30分、広島にアクシデントが発生。田中聡が相手との接触で倒れ込み、一度ピッチに戻ったものの、復帰後最初のプレーでタックルを受けてしまう。脳震とうの疑いでプレー続行は不可能となった田中は担架で運ばれ、トルガイ・アルスランとの交代を余儀なくされた。
プレーオフラウンドのセレッソ大阪戦のような大逆転劇を目指す横浜FCは、前半さらに2度チャンスを生み出したが、どちらのシュートは惜しくも枠を捉えられず。試合は同点で折り返す。
後半はこう着状態が続くなか、広島は75分に大きな勝ち越し点を奪う。高い位置でボールを奪い、ジャーメイン良がドリブルで中央へと切り込んでいく。自ら運んでボックスの手前から左足を振り抜き、ゴール右下へと突き刺した。
試合はこのまま終了し、2戦合計4-1で制した広島が、初優勝した2022年以来4度目の決勝進出を果たした。決勝戦は11月1日に行われ、柏レイソルvs川崎フロンターレの勝者と『国立競技場』で対戦する。
【スコア】
サンフレッチェ広島 2-1(合計スコア4-1) 横浜FC
【得点者】
1-0 10分 ヴァレール・ジェルマン(広島)
1-1 17分 山根永遠(横浜FC)
2-1 75分 ジャーメイン良(広島)
【ゴール動画】ジャーメインが復帰弾! 広島vs横浜FC