日本代表FW南野拓実が所属するモナコは11日、ユニオン・サン・ジロワーズ(ベルギー1部)を率いていたセバスチャン・ポコニョーリ新監督の就任をクラブ公式サイトで発表した。契約期間は2027年6月30日までとなる。


 モナコは2023年夏から就任したアドルフ・ヒュッター前監督での3年目でシーズンを迎え、ここまでの公式戦は4勝2分3敗。直近3試合勝利がないなか、成績不振やロッカールームでの不和を理由として、10日付で契約解除となっていた。

 後任のポコニョーリ新監督は現在38歳。現役時代はベルギー代表の左サイドバックとして13キャップを刻み、スタンダール・リエージュでGK川島永嗣(現ジュビロ磐田)、ハノーファーではDF酒井宏樹(現オークランドFC)とともにプレーしたこともある。

 2020-21シーズンにユニオンSGで引退後、同クラブのU-21チームで監督キャリアをスタートさせた。その後はヘンクのU-18チームやU-18ベルギー代表で監督を務め、2024年夏に指揮官としてユニオンSGのトップチームに復帰した。

 2024-25シーズンはDF町田浩樹(現ホッフェンハイム)らを率い、クラブにとって90年ぶりとなるベルギー1部リーグ優勝に導いた。今季もここまでリーグ戦10試合を消化して首位に立ち、クラブ史上初のチャンピオンズリーグでは初戦にPSVを破っていた。

 シーズン途中で5大リーグの強豪に引き抜かれたポコニョーリ監督は、14日からモナコに合流予定。代表ウィーク明けの初陣は18日に行われ、敵地でアンジェと対戦する。
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