2025JリーグYBCルヴァンカップ・プライムラウンド準決勝第2戦が12日に行われ、柏レイソル川崎フロンターレが対戦した。

 8日に行われた第1戦は、川崎Fがホームで3-1と先勝。
川崎Fのスターティングメンバー変更は、第1戦の開始早々に負傷交代した三浦颯太と田邉秀斗の交代のみ。一方、逆転に大量点が必要な柏は、4人の先発変更を施してリベンジに臨んだ。

 第2戦の均衡が破れたのは開始わずか4分、アウェイの川崎Fが早々にリードを広げる。右サイドで仕掛けた伊藤達哉のクロスは相手にブロックされるが、ペナルティエリア内で脇坂泰斗がこぼれ球を押し込んだ。

 その後は柏が前線に人数をかけて押し込む時間が続き、26分に1点を取り返す。高い位置でボールを奪い返し、小泉佳穂のスルーパスに抜け出した山之内佑成がペナルティエリア右から折り返す。ゴール前に飛び込んだ垣田裕暉が合わせて今大会5得点目をマークした。

 前半1点の反撃にとどまった柏は、ハーフタイムで3枚替えを敢行。すると55分、後半から投入された細谷真大が、小屋松知哉の縦パスに抜け出すと、完璧なファーストタッチで相手DFフィリップ・ウレモヴィッチのDOGSO(決定的な得点機会の阻止)による一発レッドカードでの退場を誘う。



 10人となった川崎Fが5-3-1のブロックを敷いて守りを固める。柏は攻めあぐねる時間が続いたが、73分に2戦合計スコアで1点差に詰め寄る。左のショートコーナーから素早く繋いでゴールに近づき、最後は仲間隼斗が左足でねじ込んだ。


 そして77分、柏が完全に振り出しへ戻した。左サイドの深い位置に抜け出した仲間が、見事なファーストタッチで相手DFを剥がし、右足でピンポイントクロスを供給。ゴール前の細谷がヘディングシュートを叩き込んだ。

 その後も押し込み続ける柏は、後半アディショナルタイム3分に大逆転成功。仲間の浮き球をペナルティエリア内で受けた細谷が、相手DFを背負いながら反転して前を向き、右足を振り抜いてゴールに突き刺した。

 試合はこのまま終了し、柏が準優勝の2020年以来、4度目の決勝進出を果たした。決勝戦は11月1日に行われ、12年ぶり3度目の大会制覇を目指す柏は、サンフレッチェ広島と『国立競技場』で対戦する。

【スコア】
柏レイソル 4-1(合計スコア5-4) 川崎フロンターレ

【得点者】
0-1 4分 脇坂泰斗(川崎F)
1-1 26分 垣田裕暉(柏)
2-1 73分 仲間隼斗(柏)
3-1 77分 細谷真大(柏)
4-1 90+2分 細谷真大(柏)


【ゴール動画】柏vs川崎F









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