スペイン紙『アス』は11日、レアル・マドリードのU-12でプレーするウーゴ・フェルナンデスくんに、MFルカ・モドリッチ(ミラン/イタリア)の面影を重ねた。

「モドリッチの面影を見ないことは不可能だ」と、スペイン紙『アス』に言わしめたのが、レアル・マドリードのU-12でプレーするウーゴ・フェルナンデスくんだ。
2013年5月7日生まれの12歳の少年は、現在、アメリカ・フロリダで開催されている『ラ・リーガFCフューチャーズ』という12歳以下の国際大会で、傑出したパフォーマンスを見せたのだ。だからこそ同紙も、「比較は誇張されたり、不快だったり、意味のないものだったりするが、これは避けられない」と前置きした上で、「背番号10、ブロンドのミディアムヘア、キャプテンマーク…そして周囲を凌駕するクオリティ。彼のプレーを見て、モドリッチの面影を見ないことは不可能だ」と綴っている。

 そんなウーゴくんは、この大会で5得点を記録したのだが、昨年6月に行われた国内版の同大会でも4得点を挙げる活躍を見せており、期待に応えるパフォーマンスを維持し続けていると称賛。また、「背番号10は嘘をつかない」としつつ、「ボールが彼の足に触れた瞬間から、ウーゴが特別な選手であることがわかる。小柄な体格と低い重心が、彼のターンを非常に効果的にしている」とプレーを分析した。

 さらに、「(グループステージの)アトレティコ戦でのPKの成功…。ダービーという点においても、終了間際という点においても、最大級のプレッシャーがかかるなかでゴール隅に決めたそのシュートは、熱い瞬間に冷静さを保てることを証明している」と胆力も持ちあわせていると賛辞を送っている。

 残念ながら、バレンシアのU-12と対戦した、準々決勝で敗れたレアル・マドリードのU-12。それでも、今大会でインパクトを残したウーゴくんが今後も成長を続けていけば、そう遠くない未来に、トップチームの『10』を背負う日が訪れるかもしれない。


【ゴール】ビジャレアル戦では2得点を記録したウーゴくん



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