日本代表は12日、キリンチャレンジカップ2025 ブラジル代表戦に向けて千葉県内で練習を実施した。

 ブラジルとは過去13度対戦し、0勝2分け11敗といまだ勝利なし。
2022年6月に行われた一戦に先発出場した田中碧は「スコア以上の差はあるなと感じましたし、まだまだだなと思った」と当時を回想。「前回はすごく勉強になったし、足りないなと感じた。とはいえ、勉強しに行くわけではないので、勝たないといけない。直近は勝っていないので、勝利へ最善の策を求めていきたい」と歴史的初勝利を誓う。

 田中は「どの試合も勝つのは難しいので、ブラジルだからというわけではない」と前置きした上で、こう勝利へのポイントを語った。「まずはコンパクトにしてスペースを与えないということは大前提で必要。あとは1対1で負けないこと。全部が全部勝てるわけではないので、だからこそコンパクトにして2対1を作るとか、そういった細かいところは大事です。奪ってカウンターに行くところは、取られるリスクもありますけど、それでもカウンターを刺し切るとかセットプレーを取るとか。そういった作業は強豪相手に大事になると思います」。

「アジア予選と戦い方は変わってくるので、引き込んでカウンターというのも逆に一つの策。ミドルブロックで構えるのもありだし、ボールを持つ時間も増やさないといけない」と田中。
「いろいろなオプションや選択ができる中で、どの選択をしていくかはチームとしてすごく大事になる」とチームとしての意思統一や戦略の重要性を説いた。
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