FIFAワールドカップ26欧州予選・グループJの第8節が13日に行われ、ウェールズ代表とベルギー代表が対戦した。

 ここまで5試合を消化した欧州予選で3勝2分を記録し、グループJの2位につけるベルギー代表。
4大会連続のワールドカップ出場を目指す同国代表は、1試合消化数の多い首位の北マケドニア代表を1ポイント差で追っている。2試合ぶりの勝利をかけて臨む敵地での一戦に、ケヴィン・デ・ブライネやレアンドロ・トロサールなどが先発起用された。

 試合は立ち上がりの8分にウェールズ代表が先制したものの、15分に相手のハンドでベルギー代表がPKを獲得。オンフィールドレビューによる中断があったなか、デ・ブライネがキッカーとしてペナルティスポットへと向かう。プレッシャーのかかる状況で冷静にGKの逆を突き、アウェイチームが同点に追いついた。

 さらに24分、ベルギー代表が最後尾から繋いでビルドアップ。自陣左サイドでパスを受けたトロサールが対角に展開すると、深い位置に蹴り込んだボールにジェレミー・ドクが快足を飛ばす。コーナーフラッグ付近で追いつきながらドリブルで運び、マイナスの折り返しにトーマス・ムニエが反応。ニアを狙ったシュートがGKの手を弾いてゴールに吸い込まれ、ベルギー代表が逆転した。

 74分には相手のハンドで再びベルギー代表がPKを奪取。デ・ブライネがこの日2本目のキックを沈め、貴重な追加点をマークする。その後、89分にウェールズ代表がゴールを挙げたものの、1分後に鋭いカウンターからトロサールが4点目を記録。
結局、そのまま試合は4-2で終了し、ベルギー代表が勝利を収めた。

 次節は来月15日に行われ、ウェールズ代表はアウェイでリヒテンシュタイン代表と対戦。ベルギー代表はアウェイでカザフスタン代表と対戦する。

【スコア】
ウェールズ代表 2-4 ベルギー代表

【得点者】
1-0 8分 ジョー・ロドン(ウェールズ代表)
1-1 18分 ケヴィン・デ・ブライネ(PK/ベルギー代表)
1-2 24分 トーマス・ムニエ(ベルギー代表)
1-3 76分 ケヴィン・デ・ブライネ(PK/ベルギー代表)
2-3 89分 ネイサン・ブロードヘッド(ウェールズ代表)
2-4 90分 レアンドロ・トロサール(ベルギー代表)
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