北中米3カ国で共催されるFIFAワールドカップ26の開幕まで1年を切り、各大陸の予選も終盤に突入。続々と出場枠が埋まり、予選を突破したチームが戦術の構築や浸透、新戦力の発掘を図る中、2大会ぶり7回目の本大会出場を決めたコロンビア代表はとある選手の獲得を目指しているという。
コロンビア代表が目を付けているのが、スペインが誇る若き逸材センターバック(CB)モスケラだ。2004年6月27日生まれの21歳は身長191cmという恵まれた体格を誇り、2022年1月にバレンシアでプロデビュー。今夏にイングランドの名門アーセナルへステップアップを果たすと、フランス代表DFウィリアン・サリバ、ブラジル代表DFガブリエウ・マガリャンイスのバックアッパーという位置付けながら、起用された試合では安定感あるプレーを披露し評価を高めている。
報道によると、コロンビアサッカー連盟(FCF)は同国にルーツがあるモスケラを以前から注視しており、2023年にも“獲得”に動いていたとのこと。最終的には実現しなかったが、来年のFIFAワールドカップ26出場を保証するという条件で再び説得を試みているようだ。モスケラはスペインのアンダー世代の代表として多くの試合に出場しているが、A代表の一員としてプレーしたことはない。
モスケラにとっての最優先事項はスペインA代表への定着とされているが、ルイス・デ・ラ・フエンテ監督率いる現在のチームは、ディーン・ハウセン(レアル・マドリード)やパウ・クバルシ(バルセロナ)、ダニエル・ビビアン(アスレティック・ビルバオ)、ロビン・ル・ノルマン(アトレティコ・マドリード)、アイメリク・ラポルテ(アスレティック・ビルバオ)とCBに多くのタレントを抱えている。『アス』はこうした状況から、4年に1度の大舞台を前にモスケラは決断を迫られていると指摘している。

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