イングランド代表を率いるトーマス・トゥヘル監督が、今月の活動で招集外となった同代表MFジュード・ベリンガム(レアル・マドリード/スペイン)に言及した。15日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。


 イングランド代表は9日に行われた国際親善試合でウェールズ代表に3-0で勝利した後、14日に行われたFIFAワールドカップ26欧州予選ではラトビア代表に5-0で快勝し、予選を無失点で6連勝した同代表は欧州最速でのW杯出場を決めている。

 今年1月からの指揮で順調に勝利を積み重ねているトゥヘル監督だが、6月に招集されたのを最後に肩の手術を受けていたこともあって9月の活動には招集されていなかったベリンガムが、レアル・マドリードではすでに復帰している中で10月のメンバー発表時に名前がなかったことが物議を醸していた。

 これには今年6月にトゥヘル監督が自身の母親はベリンガムのピッチ上での振る舞いに嫌悪感を抱くことがあると発言したことで謝罪する事態となっていたことが影響しているとの見方も浮上していた。

 今月の活動が終了後に改めて再びベリンガムと連絡を取り合うことはあるのかと聞かれたトゥヘル監督は「もちろんだよ。なぜしないんだ? 彼はビッグプレイヤーであり、重要な選手だよ」と招集する意思があることを明確にしつつ、次のように続けた。

「キャンプに参加していなくても、私からメッセージを送っている選手たちも含めて、多くの選手たちと話すつもりだ。今ここにいる選手たちはその成果を実感していて、他の選手たちとも連絡を取り合うことは必要なことだからね」

 また、復帰する選手たちはチームの結束力を受け入れる必要があることも強調したトゥヘル監督は「私はそのことに疑いの余地はない。彼らを招集すれば、きっと受け入れてくれると確信している」と今月の活動で招集していない選手たちにも信頼を寄せていることを明かした。

「これは罰ではない。彼らは何も悪いことをしていない。彼らにメッセージを送って、話を聞くと、全員が復帰を熱望しているのがわかる。こうあるべきだ。
ここにいる選手たち以外のもっと多くの選手たちを信頼している」


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