インドネシアサッカー協会(PSSI)は16日、インドネシア代表を率いるパトリック・クライファート監督と双方合意の下で契約を解除することを発表した。

 1976年7月1日生まれのクライファート氏は現在49歳。
アヤックスやバルセロナ、オランダ代表などで活躍した選手生活を終えた同氏は、指導者として国内外のクラブと代表チームで経験を積み、2025年1月よりインドネシア代表の監督に就任した。日本代表と同組になったFIFAワールドカップ26アジア最終予選(3次予選)においては、4位となって4次予選に回ったものの、そこでサウジアラビア代表とイラク代表に2連敗。オランダ領東インド時代に出場した、1938年大会以来88年ぶりの本大会出場は果たせなかった。

 そうしたなかで16日、PSSIは、クライファート監督と双方合意の下で契約を解除したことを発表するとともに、「約12カ月にわたり密接に協力してまいりました、パトリック・クライファート監督ならびにスタッフの皆様のインドネシアサッカーへの献身と貢献に対して、心より感謝を申し上げます」と始め、以下のように続けている。

「双方は、率直かつ敬意を持って協議を重ねた結果、このパートナーシップを終了することに合意いたしました。パトリック・クライファート監督と、チームの皆様のコミットメントとプロフェッショナリズムに感謝を申し上げます。インドネシアにおける彼らの情熱と存在は、常に敬意とともに記憶されることになります。今後のご活躍をお祈り申し上げます」
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