ブライトンは16日、イングランド人GKジェイソン・スティールとの契約を2027年6月30日まで延長したことを発表した。

 新契約締結に際し、スティールはブライトンを通してコメントを発表。
ベテランとしてチームを俯瞰しつつ、再びブライトンでヨーロッパの戦いに挑むことに意欲を示した。

「僕がブライトンに加入して以降、このクラブが成し遂げた進歩は驚異的だ。願わくば、このクラブで10年間プレーしたいと思っていた。個人的にも、素晴らしい成果となるに違いない。このクラブには素晴らしいコーチ陣とGK陣が揃っている。互いに刺激し合いながら、日々のプレーの質を高めている。誰もが毎日、最高のパフォーマンスを発揮したいと思っているんだ」

「ブライトンの未来のため、自分の役割を果たせることを楽しみにしている。今シーズンの目標は、再び欧州カップ戦の出場権を獲得すること。2年前、ヨーロッパリーグで戦った経験は本当に素晴らしいものだった、当時の安定したパフォーマンスを取り戻すことができれば、再び同じ成果を成し遂げられない理由なんてない。経験豊富な選手が散りばめられた若いチームだが、このグループの質は間違いなく十分だ」

 スティールは1990年8月18日生まれの現在35歳。ミドルズブラのアカデミー出身で、ノーサンプトンへのレンタル移籍を経て、2010年8月にトップチームデビュー。ロンドンオリンピック2012ではU-23イギリス代表のメンバーにも選出された。
その後はブラックバーン、サンダーランドを渡り歩き、2018年夏にブライトンへ完全移籍した。

 加入後の数年間はバックアッパーとしての立場が続いたが、日本代表MF三笘薫がチームに合流した2022-23シーズン途中には、当時のロベルト・デ・ゼルビ監督(現:マルセイユ)の信頼を掴み、シーズン途中にしてスペイン代表GKロベルト・サンチェス(現:チェルシー)からポジションを奪取。翌シーズンからはオランダ代表GKバルト・フェルブルッヘンとポジションを争っていたが、昨季以降はベンチを温める時間が増えていた。ブライトンではこれまで公式戦通算60試合でゴールマウスを守っている。


【動画】スティールのブライトンでのセーブ集



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