マンチェスター・ユナイテッドOBの元イングランド代表FWウェイン・ルーニー氏が、バルセロナのイングランド代表FWマーカス・ラッシュフォードの発言に言及した。17日、イギリスメディア『BBC』が同氏のコメントを伝えている。


 現在27歳のラッシュフォードは、今年7月にマンチェスター・ユナイテッドからバルセロナにローン移籍し、今季はここまで公式戦10試合で3ゴール5アシストとかつての輝きを取り戻しつつある。そんな同選手は、『ITV』のインタビューで「長い間、不安定な環境にいたように感じている。(プレーの)一貫性を保つのは難しい。僕に必要なのは一貫性だと思う」とコメントしていた。

 ルーニー氏は、マンチェスター・ユナイテッドでラッシュフォードと共にプレーした経験を持つ。ルーニー氏は自身のポッドキャスト『The Wayne Rooney Show』で、「確かに、マンチェスター・ユナイテッドの環境が完璧だったとは言えないかもしれない。でも、それをどう受け止めるかは本人次第なんだ。もしパフォーマンスが上がらなかったり、スタメンから外されたとき、環境のせいにするのは簡単だ。でも、結局は自分の取り組み方にかかっている」と、ラッシュフォードの発言に疑問を呈した。

 また、ルーニー氏は「これまでの試合で、彼がもっと貢献できる、もっと走れることは誰もが知っている。でも、それは環境とはまったく関係がない」と、ラッシュフォードが本来の能力を出し切れていないと指摘しつつ、こう続けた。

「ラッシュフォードのことは人としても選手としても本当に好きだ。
でも、環境のせいにするというのは、簡単に口にできる言い訳でもある」


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