ブンデスリーガ第7節が18日に行われ、日本代表MF佐野海舟が所属するマインツは、レヴァークーゼンと対戦した。

 昨シーズン、ブンデスリーガで6位に躍進したマインツは、ここまで1勝1分4敗と16位に低迷している。
第4節では佐野の1ゴール1アシストの大活躍もあり、勝利したものの、現在は連敗中で前節は昇格組のハンブルガーSVに0-4で完敗している。

 10月の代表ウィークの2試合で印象的な活躍を見せた佐野は、5位レヴァークーゼンとの一戦で、スターティングメンバーに名を連ねた。また、MF川﨑颯太は4試合ぶりのメンバー入りを果たした。

 試合は立ち上がりから動きを見せる。ヨナス・ホフマンがペナルティエリア内で倒され、レヴァークーゼンがPKを獲得。アレハンドロ・グリマルドがこれを成功させ、11分にアウェイチームが一歩前に出る。さらに24分には敵陣でパスカットすると、細かいパスをつなぎ、最後はクリスティアン・コファネがフィニッシュ。19歳の若武者が追加点を奪い、リードを2点に広げる。

 前半のうちに1点でも返したいマインツは33分、ロングスローのこぼれ球にイ・ジェソンが反応し、スコアを1-2とする。しかし、前半終了間際にはグリマルドがネットを揺らし、アウェイチームは再びリードを2点差にする。

 後半に入り、マインツは前線から激しいプレスを敢行。佐野も中盤でボールを奪い切るなど持ち味を発揮する。
しかし、レヴァークーゼンもプレッシャーをかいくぐり、敵陣でボール支配する時間帯を徐々に増やし始める。

  迎えた71分、マインツがPKを獲得。キッカーのナディーム・アミリは、GKの逆を突き、スコアを2-3とし、1点差に迫る。その後もレヴァークーゼンを押し込み続けるマインツは、佐野がドリブルでペナルティエリア内への侵入を図るも、追加点は奪えず。

 すると、レヴァークーゼンは87分に途中出場のマルタン・テリエがダメ押しゴールとなる4点目を記録。マインツは90分に1点を返すも、このまま試合は終了し、3-4でマインツは敗戦を喫した。

 マインツは次戦、23日にUEFAヨーロッパカンファレンスリーグでズリニスキと対戦。続く26日にはシュツットガルトとのアウェイゲームを控えている。一方のレヴァークーゼンは、21日にUEFAチャンピオンズリーグでパリ・サンジェルマンと試合を行った後、26日にフライブルクと対戦する。

【スコア】
マインツ 3-4 レヴァークーゼン

【得点者】
0-1 11分 アレハンドロ・グリマルド(PK/レヴァークーゼン)
0-2 24分 クリスティアン・コファネ(レヴァークーゼン)
1-2 33分 イ・ジェソン(マインツ)
1-3 45分+3分 アレハンドロ・グリマルド(レヴァークーゼン)
2-3 71分 ナディーム・アミリ(PK/マインツ)
2-4 87分 マルタン・テリエ(レヴァークーゼン)
3-4 90分 アルミンド・ジープ(マインツ)
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