プレミアリーグ第8節が18日に行われ、クリスタル・パレスとボーンマスが対戦した。

 クリスタル・パレスは前節のエヴァートン戦で敗れ、今季の無敗記録が10試合でストップ。
それでも、直近の公式戦5試合で4勝1敗と好調であることは確かであり、ここから再び波に乗りたいところ。パラグアイ代表とブラジル代表戦の2試合に出場した鎌田大地は、この試合にも先発出場した。

 対するボーンマスも直近のリーグ戦5試合で無敗と好調をキープ。他会場の結果次第では一気に首位へ浮上する可能性もあり、何としても勝利を手にしたいところだった。

 試合は、マンツーマンでプレスをかけるボーンマスに対して、クリスタル・パレスは縦に素早い攻撃でゴールに迫っていくという攻守が激しく入れ替わる展開となる。先制したのはボーンマス。7分、左CKのチャンスからプレミアリーグ初先発のイーライ・ジュニア・クルーピが押し込み、先制点を奪う。

 その後も、ボーンマスはDFラインの背後を狙う攻撃で追加点を積極的に狙っていく。すると38分、左サイドをアントワン・セメンヨがドリブルで駆け上がっていくと、ボックス内へと低く鋭いクロスを送る。一旦は相手選手にクリアされたが、こぼれ球をクルーピがゴールに突き刺し、ボーンマスが追加点を挙げた。前半はクリスタル・パレスに得点は生まれず、ボーンマスの2点リードで終えた。

 1点を追うクリスタル・パレスは64分、マクサンス・ラクロワのパスをジャン・フィリップ・マテタが落とすと、サールがこれを拾う。
ダニエル・ムニョスがボックス右からクロスを通し、マテタがワンタッチで合わせ、クリスタル・パレスが1点を返す。

 勢いに乗るクリスタル・パレスは69分、鎌田がボックス内右にいたムニョスへボールを供給。これをムニョスが折り返すと、またしてもマテタがゴールを決めて同点に追いついてみせた。

 しかし、試合が終盤に動いた。89分、ボーンマスのベン・ドークがボックス内へパスを出し、マーカス・タヴァーニアーがクロス。最後はライアン・クリスティーが左足で流し込み、土壇場でボーンマスが勝ち越した。

 しかし、後半アディショナルタイム7分にクリスタル・パレスがPKを獲得。キッカーのマテタがこれを冷静に決め、ハットトリック達成。クリスタル・パレスが土壇場でまたしても同点に追いついた。

 試合はこのままタイムアップ。マテタがハットトリックの活躍を披露し、鎌田がフル出場を果たしたクリスタル・パレスが3-3でボーンマスと引き分けた。

 クリスタル・パレスは23日にカンファレンスリーグ(ECL)・リーグフェーズ第2節でホームでのAEK(キプロス)戦に臨み、次節は26日にアウェイでアーセナルと対戦する。
ボーンマスは次節、26日にホームでノッティンガム・フォレストと対戦する。

【スコア】
クリスタル・パレス 3-3 ボーンマス

【得点者】
0-1 7分 イーライ・ジュニア・クルーピ(ボーンマス)
0-2 38分 イーライ・ジュニア・クルーピ(ボーンマス)
1-2 64分 ジャン・フィリップ・マテタ(クリスタル・パレス)
2-2 69分 ジャン・フィリップ・マテタ(クリスタル・パレス)
2-3 89分 ライアン・クリスティー(ボーンマス)
3-3 90+7分 ジャン・フィリップ・マテタ(クリスタル・パレス/PK)


【ハイライト動画】鎌田大地が一時同点弾の起点に! C・パレスvsボーンマス ゴール集


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