ノッティンガム・フォレストは18日、アンジェ・ポステコグルー監督の即時解任を発表した。

 今シーズンのノッティンガム・フォレストは、就任3年目のヌーノ・エスピリト・サント監督(現:ウェストハム)体制でスタート。
昨季のプレミアリーグでクラブを7位へ導き、1995-96シーズン以来の欧州カップ戦出場権をもたらした指揮官とは、今夏には契約を2028年6月30日まで延長していた。だが共同オーナーであるエヴァンジェロス・マリナキス氏との関係悪化が報じられると、今季のプレミアリーグ3試合を1勝1分1敗の成績で終えたあと、9月8日には解任が発表されていた。

 ヌーノ監督が解任された直後には、ポステコグルー新監督の就任が決定。だが、オーストラリア人指揮官は、ここまで行われたプレミアリーグ、カラバオ・カップ(EFLカップ)、ヨーロッパリーグ(EL)の全公式戦で2分6敗と未勝利が続いていた。

 解任が発表される当日の18日には、本拠地『シティ・グラウンド』にチェルシーを迎えていたが、ポステコグルー監督が率いるチームは0-3と完敗。ELも含めた公式戦で4連敗を喫すると、同試合終了からおよそ30分後、突然の電撃解任が発表された。即時解任の理由について、ノッティンガム・フォレストは「一連の残念な結果とパフォーマンスを受けて」と明かしつつも、「クラブは現時点ではこれ以上のコメントは控えさせていただく」としている。

 ポステコグルー氏は1965年8月27日生まれの現在60歳。母国であるオーストラリアの年代別代表や、同国の複数のクラブチームを率いた後、2013年10月から約4年間にわたって指揮を執ったオーストラリア代表では、母国開催のAFCアジアカップ2015で優勝を達成した。2018年に就任した横浜F・マリノスでは、初年度こそJ1リーグの残留争いを強いられたものの、2年目の2019シーズンにはクラブにとって15年ぶりのJ1リーグ制覇を達成。2021年6月、横浜FMを旅立ち、欧州での監督キャリアをスタートさせた。

 2021-22シーズンよりセルティックを率いると、初年度にスコティッシュ・プレミアシップ優勝、2022-23シーズンは国内3冠を達成。
2023年夏からはトッテナム・ホットスパーを指揮し、初年度こそプレミアリーグで5位に入ったものの、昨季は苦戦を強いられ、プレミアリーグはクラブ史上最低の17位でフィニッシュ。一方で、ヨーロッパリーグ(EL)では41年ぶり3度目の優勝を果たした。シーズン終了後、解任が発表されていた。


【ゴール動画】N・フォレスト、チェルシーに3発完敗で公式戦4連敗







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