インテル・マイアミに所属するアルゼンチン代表FWリオネル・メッシが、メジャーリーグ・サッカー(MLS)の得点王とアシスト王に輝いた。

 メッシは18日に行われた最終節のナッシュビル戦で3ゴール1アシストの大活躍。
34分にペナルティエリアの外からコントロールショットを沈めて先制点を挙げると、ナッシュビルの逆転を許した63分に同点となるPK成功。チームが勝ち越した後、81分に味方とのワンツーからハットトリックを達成した。そして、後半アディショナルタイムにテラスコ・セゴビアのゴールをお膳立てし、マイアミは5-2で勝利した。

 メッシはMLSのレギュラーシーズンで28試合に出場し、29ゴール19アシストを記録。得点ランキングでは2位の選手たちに5ゴール差をつけてゴールデンブーツを獲得し、アシストランキングではサン・ディエゴのデンマーク代表MFアンデルス・ドライヤーと同着1位となった。なお、メッシの得点関与数「48」は、カルロス・ベラが2019年に達成したリーグ記録の「49」には惜しくも届かなかった。

 バルセロナ時代に8度ラ・リーガの得点王に輝いたメッシにとっては、スペイン国外で初めて得点王に輝いた。38歳となってもリーグを席巻したメッシは、MLSの年間MVPにノミネートされている。確実視されている受賞が決まれば、MLS史上初めて2シーズン連続での受賞選手となる。

 イースタン・カンファレンスを3位で終えたマイアミは、ポストシーズンに東西の覇者を決めるMLSカップ・プレーオフへと臨む。サポーターズシールド(レギュラーシーズン総合1位)として臨んだ昨季は、ワイルドカードのアトランタ・ユナイテッドに敗れてまさかの1回戦敗退。その雪辱を期す今季は、1回戦でナッシュビルをホームに迎え撃つ。



【ハイライト】ナッシュビルvsインテル・マイアミ

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