セリエA第7節が19日に行われ、コモとユヴェントスが対戦した。

 セリエA昇格2年目を迎えるコモは、今夏の移籍市場で積極補強を敢行。
ここまで2勝3分1敗の暫定9位に位置しており、来季の欧州大会出場が目標となる。一方のユヴェントスは、開幕3連勝を飾ったものの、その後は3連続引き分けと勝ち切れない試合が続いている。

 10月の代表ウィーク明けの試合となった一戦は、ホームのコモがいきなり先制に成功する。CKからショートコーナーを使い、ユヴェントスDF陣の目線をずらすと、ニコラス・パスが鋭いクロス。そこにマルク・オリヴァー・ケンプフが合わせ、開始4分で試合が動く。

 立ち上がりからビハインドを背負ったユヴェントスは21分、カウンターからケナン・ユルティズがボックス内からシュートを放つも、ボールは惜しくも枠の外に。その後もユルティズやフランシスコ・コンセイソンを中心に打開を図るも、ゴール前にプレーが合わず。ユヴェントスは前半7本のシュートを放ったが、枠内には飛ばず、コモのリードで試合を折り返す。

 後半に入り、最初にチャンスをつかんだコモ。メルギム・ヴォイヴォダのシュートのこぼれ球にマクサンス・カケレが反応し、足で触れるもシュートを枠に飛ばすことはできない。同点に追いつきたいユヴェントスは77分、FWドゥシャン・ヴラホヴィッチを投入し、前線の枚数を増やす。

 しかし、コモが大きな追加点を奪う。
カウンターからニコラス・パスにボールが渡ると、DFアンドレア・カンビアーゾを交わし、左足でコントロールシュート。GKミケーレ・ディ・グレゴーリオは精一杯手を伸ばしたものの、ボールには届かず、ニコラス・パスがコモに2点目をもたらす。

 その後、ユヴェントスはコモを押し込み続けるも最後まで牙城を崩すことはできず、ホームのコモが2-0で勝利。ユヴェントスは今シーズン初の敗戦を喫することになった。

 次戦、コモは25日に日本代表GK鈴木彩艶が所属するパルマと対戦。ユヴェントスは、22日にUEFAチャンピオンズリーグ(CL)でレアル・マドリードと対戦した後、26日に敵地でラツィオとの一戦を控えている。
 
【スコア】
コモ 2-0 ユヴェントス

【得点者】
1-0 4分 マルク・オリヴァー・ケンプフ(コモ)
2-0 79分 ニコラス・パス(コモ)


【動画】ニコ・パスの芸術弾



編集部おすすめ