前節終了時点で1勝2分3敗の成績を残し、勝ち点「5」で16位につけるパルマ・カルチョ。
試合はスコアレスで時計の針が進んだものの、28分にはジェノアがチャンス構築。ピッチ中央を超えたやや左寄りの位置でフリーキックを獲得すると、ルスラン・マリノフスキーが左足で正確なボールをファーサイドへ蹴り入れ、ヴィティーニャがヘディングシュートを放ったが、ここはGK鈴木彩艶が鋭い反応を見せてゴールを死守した。
ジェノアのクロスボールに対しても、広いエリアをカバーしたGK鈴木彩艶の存在によって、シュートまで持ち込めないシーンもしばしば。スコアレスのまま前半も終盤に突入すると、42分にはパルマ・カルチョにアクシデント発生。ヴィティーニャへの縦パスに対して厳しくチェックに行ったアブドゥライェ・エンディアイエが、この日2枚目のイエローカードを受けて退場処分に。直後にはアドリアン・ベルナベを下げてラウタロ・バレンティを投入し、最終ラインの人員補充のために予期せぬカードを切らされた。
このままスコアレスで後半へ折り返すと、立ち上がりの48分にはボックス手前で得たフリーキックをマリノフスキーが直接狙ったが、強烈なシュートはGK鈴木彩艶がパンチングでクリア。63分にもペナルティエリア手前で前を向いたマリノフスキーのミドルシュートが枠を捉えるも、またもGK鈴木彩艶が弾き出す。64分にもボックス手前右寄りの位置でパトリツィオ・マシーニが左足を振り抜いたが、GK鈴木彩艶を脅かすには至らない。
完全に後半は1人多いジェノアのペースで試合が進むが、パルマ・カルチョもGK鈴木彩艶を中心とした守備陣が最後の最後まで崩れず、無失点を継続。
終盤に入ってからはさらにジェノアの勢いが増し、82分にはこの日最大のビッグチャンスを構築。左サイドからカットインしたロレンツォ・ベントゥリーノが右足でインスイングのボールを上げると、うまくDFの背中に潜り込んだエカトールがヘディングシュートを放つ。超至近距離からの一撃で、決まったかと思われたが、ここもGK鈴木彩艶がが右手1本でセービング。驚異的な反応を見せ、ゴールを許さない。
だが、後半アディショナルタイムに入ると、マリアーノ・トロイロがボックス内でエカトールを倒してしまい、ジェノアが土壇場でPKを獲得。だが、マクスウェル・コルネがゴール左下を狙ったキックは、GK鈴木彩艶が完全にコースを読み切り、ゴールを割らせなかった。
結局、最後まで均衡が破れることはなく、試合はスコアレスでタイムアップ。パルマ・カルチョは今季2度目のクリーンシートを達成し、PKストップを含む好セーブが目立ったGK鈴木彩艶はこの試合のPOTM(プレイヤー・オブ・ザ・マッチ)に輝いた。ジェノアは連敗こそ止めたものの、猛攻を結実させ、今季初白星を手にすることはできなかった。
次節、パルマ・カルチョは25日にホームでコモと、ジェノアは25日に敵地でトリノと、それぞれ対戦する。
【スコア】
ジェノア 0-0 パルマ・カルチョ
【得点者】
なし
【動画】鈴木彩艶が終盤に見せた驚異のシュートストップ

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