アトレティコ・マドリードが予想外のトラブルに見舞われたようだ。20日、イギリスメディア『アスレティック』やスペイン紙『マルカ』が伝えている。


 現地時間21日にアーセナルとのチャンピオンズリーグ(CL)リーグフェーズ第3節に臨むアトレティコ・マドリードだが、前日練習にて予期せぬ事態に遭遇することとなった。報道によると、試合会場の『エミレーツ・スタジアム』で温水が出ず、トレーニング終了後にシャワーを浴びることができなかったという。

 この問題は1時間以上に渡って解決されず、両チームのロッカールームに影響を及ぼすこととなった。アトレティコ・マドリードのトレーニング終了予定時刻までに問題は解決していたが、ディエゴ・シメオネ監督率いるチームは10分程度早めに切り上げ、宿泊先のホテルに戻ったという。今回の事態を受け、アトレティコ・マドリードは欧州サッカー連盟(UEFA)に苦情を申し立て、アーセナルは正式に謝罪したと報じられている。

『アスレティック』によると、UEFAが定めたスタジアムに関する規則では、ロッカールームに温水シャワーを設置することが義務付けられているが、これはトレーニングではなく公式戦の開催に関するものとのこと。今回の事案に対してUEFAがどのような対応を取るかは不透明だ。

 リーグフェーズ初戦でリヴァプールに2-3で競り負けたアトレティコ・マドリードだが、第2節ではフランクフルトを5-1で粉砕し、ここまで1勝1敗としている。一方のアーセナルはアスレティック・ビルバオとオリンピアコスを下して2連勝中。プレミアリーグとラ・リーガを代表する名門同士の注目の一戦は、日本時間22日の午前4時にキックオフを迎える。
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