マンチェスター・ユナイテッドは現地時間19日に行われたプレミアリーグ第8節でリヴァプールに勝利した。

 リヴァプールが無類の強さを誇る“要塞”『アンフィールド』に乗り込んだマンチェスター・ユナイテッドは、開始早々の2分にアマド・ディアロのスルーパスに抜け出したブライアン・ムベウモがネットを揺らして先制に成功。
78分にコーディ・ガクポに同点ゴールを献上したが、失点からわずか6分後にブルーノ・フェルナンデスのクロスをハリー・マグワイアが頭で叩き込み、そのまま2-1で白星を掴んだ。

 マンチェスター・ユナイテッドが『アンフィールド』で勝利したのは2016年1月以来およそ10年ぶりで、昨年11月に就任したルベン・アモリム監督のもとでは初となるリーグ戦連勝も飾った。開幕後の6試合を2勝1分3敗で終え、カラバオカップではEFLリーグ2(4部リーグ相当)のグリムズビーに敗れるなど今シーズンも不安定な戦いが続いているが、“鬼門”での勝利はチームに大きな自信を与えることになるだろう。

 連勝中のチームで評価を高めているのが今夏に加入したセンヌ・ラメンス。若きベルギー代表GKはデビュー戦となったサンダーランドとのプレミアリーグ第7でクリーンシート(無失点試合)を達成すると、リヴァプール戦では前半にアレクサンデル・イサクとの1対1で好セーブを披露し、後半の絶体絶命のピンチではモハメド・サラーとの距離を素早く詰めてシュートコースを限定するなど、勝利に貢献した。

 アンドレ・オナナ(現:トラブゾンスポル)やアルタイ・バユンドゥルらが不安定なパフィーマンスに終始していな中で現れた“新守護神”。リヴァプール戦後には「勝利は本当に嬉しいし、もっと勝ちたいと思っているよ」と前置きしつつ、次のようにコメントしている。

「これはゴールではないし、ただ前進し続けるだけだ。ここで勝利したのは10シーズンも前なので特別な気持ちだ。2連勝もチームが勢いに乗るためにずっと楽しみにしていたことだ。今シーズン、監督が言っていたことの大きな部分は『勢いをつけろ』ということなんだ。残念な結果もあったけど、これが良い流れの始まりになるかもしれないね」
 
 新守護神の登場とともに復調の兆しを見せるマンチェスター・ユナイテッド。
次節は本拠地『オールド・トラッフォード』でブライトンと対戦する。


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