バイエルンは21日、ヴァンサン・コンパニ監督との新契約締結を発表。現行契約から2年延長の2029年6月30日までの契約となる。


 現在39歳のコンパニ監督は、現役時代にアンデルレヒトやハンブルガーSV、マンチェスター・シティでプレー。マンチェスター・Cでは10シーズン在籍し、精神的支柱として4度のプレミアリーグ制覇に貢献。キャリア最終年は古巣アンデルレヒトに選手兼監督として復帰した。

 バーンリーで2年間の指揮を経験すると、2024年夏からはドイツの盟主バイエルンの監督に就任。昨シーズンは同クラブを2季ぶり通算34回目のブンデスリーガ優勝に導いた。そして今シーズンもここまで公式戦全勝と圧巻のパフォーマンスを披露。前節ドルトムント戦では2-1で勝利し、早くも独走体勢を作りつつある。

 そんな好パフォーマンスを見せるなかでの契約延長となり、コンパニ監督はクラブの公式サイトを通じ、「バイエルンには初日から私を信頼し、環境を与えてくれたことに感謝しています。これまで素晴らしい経験ができました。これからも努力を続け、さらなる成功を祝いましょう」とコメント。喜びとともに、意気込みを示した。

 またスポーツディレクター(SD)を務めるマックス・エベール氏は「この契約延長をうれしく思います。
ヴィニー(コンパニ監督)を任命した時、私たちはともに歩むべきビジョンを持っていました。そして彼はピッチ内外でバイエルンの前進に貢献できることを証明してくれました。選手、ファン、クラブの全員を1つにする模範的な存在であり、我々は長期的な関係を築きたいと考えています」と今後の活躍に期待を寄せている。
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