チャンピオンズリーグ(CL)・リーグフェーズ第3節が21日に行われ、レヴァークーゼン(ドイツ)とパリ・サンジェルマン(PSG/フランス)が対戦した。

 ここまで2試合を消化したリーグフェーズで連勝を記録し、勝ち点「6」を積み上げているPSG。
アタランタとバルセロナを撃破して勢いに乗る昨季のCL王者は、連覇に向けて順調なスタートを切った。対するは、現時点で2試合連続ドローと未勝利が続くレヴァークーゼン。今節は“フランスの盟主”を相手にホームで初勝利を狙う。

 試合は立ち上がりの7分にPSGがスコアを動かす。右サイドでコーナーキックを獲得し、キッカーを務めたヌーノ・メンデスが短いリスタートを選択。アクラフ・ハキミとのパス交換からN・メンデスが左足でインスイングのクロスを入れると、ゴール前に飛び込んできたウィリアム・パチョがヘディングで合わせる。鋭いボールを頭で叩き込み、アウェイチームが先制した。

 一方のレヴァークーゼンは25分にPKにチャンスを得たものの、アレハンドロ・グリマルドのキックは右ポストに直撃。決定機を逃してしまうと、33分にはオンフィールドレビューによってロベルト・アンドリッヒが退場となる。しかし、数的優位に立ったPSGも、37分にイリア・ザバルニーがボックス内でのファウルで一発退場に。レヴァークーゼンは獲得したPKをアレイクス・ガルシアが沈め、スコアは振り出しに戻される。

 すると、ここからPSGの攻撃陣が爆発。
41分に鮮やかなカウンターからデジレ・ドゥエがネットを揺らして勝ち越しに成功し、その3分後には再びカウンターの流れからフヴィチャ・クヴァラツヘリアが追加点をマークする。さらに前半アディショナルタイム、PSGが自陣でのボール奪取から攻撃に移行。テンポ良くパスを繋いで前進し、最後はドゥエがコントロールショットを突き刺して4点目を決める。

 前半だけで3点のリードを奪ったPSGだが、後半に入っても攻撃の手を緩めない。開始早々の50分に自陣左サイドからヴィティーニャがドリブルを開始。スピードに乗りながら相手守備網を突破し、複数のマーカーを引きつけながら前線にスルーパスを出す。ボールを受けたN・メンデスが冷静に決め切り、5点目をマークした。

 その後、54分にA・ガルシアの豪快なミドルシュートでレヴァークーゼンが1点を返すが、66分に途中出場のウスマン・デンベレがゴールをゲット。終了間際の90分にはヴィティーニャにも得点が生まれる。結局、そのまま試合は7-2で終了し、PSGが大勝を収めた。次節、レヴァークーゼンは来月5日にアウェイでベンフィカ(ポルトガル)と対戦。PSGはその前日にホームでバイエルン(ドイツ)と対戦する。


【スコア】
レヴァークーゼン 2-7 パリ・サンジェルマン

【得点者】
0-1 7分 ウィリアム・パチョ(パリ・サンジェルマン)
1-1 38分 アレイクス・ガルシア(PK/レヴァークーゼン)
1-2 41分 デジレ・ドゥエ(パリ・サンジェルマン)
1-3 44分 フヴィチャ・クヴァラツヘリア(パリ・サンジェルマン)
1-4 45+3分 デジレ・ドゥエ(パリ・サンジェルマン)
1-5 50分 ヌーノ・メンデス(パリ・サンジェルマン)
2-5 54分 アレイクス・ガルシア(レヴァークーゼン)
2-6 66分 ウスマン・デンベレ(パリ・サンジェルマン)
2-7 90分 ヴィティーニャ(パリ・サンジェルマン)

【動画】レヴァークーゼンvsPSGのハイライト!



編集部おすすめ