バルセロナに所属するイングランド代表FWマーカス・ラッシュフォードが、オリンピアコス戦を振り返った。欧州サッカー連盟(UEFA)の公式サイト『UEFA.com』がコメントを伝えている。


 チャンピオンズリーグ(CL)・リーグフェーズ第3節が21日に行われ、バルセロナはオリンピアコスと対戦。57分から数的有利に立った試合は、フェルミン・ロペスがハットトリックを達成し、ラッシュフォードが2ゴールを決めたほか、ラッシュフォードが獲得したPKをラミン・ヤマルが決めるなど、6-1で大勝した。

 データサイト『OPTA』によると、この試合の2得点によって今季公式戦で9得点に直接関与(5ゴール4アシスト)を記録しているラッシュフォードは、ラ・リーガの選手ではキリアン・エンバペ(17)、フリアン・アルバレス(10)に次ぐ、公式戦での得点関与数を記録しているという。

 また、イギリスメディア『Squawka』によると、今季ここまでのCL3試合すべてでゴールまたはアシストを記録しているラッシュフォードは、平均49分ごとにゴールまたはアシストを記録していることも伝えられている。

 フル出場した試合後、ラッシュフォードは「ここはフットボールを楽しめる素晴らしいチームだ。今日のパフォーマンス、特に後半のパフォーマンスには満足している。10人になった相手は明らかに苦しくなったけど、僕たちはスペースをうまく使ってタイミングも良くなった」と手応えを口にしながら、次のように振り返った。

「前半も素晴らしかったと思うけど、後半の方が速かったと思う。ハンジ・フリック監督は非常に厳しい監督で、インテンシティは彼の重要なテーマの一つだ。それだけでなく、より多くのゴールを狙うという強い意志を示すよう求めている。相手を崩すことが難しいこともあるけど、様々なエリアに得点力のある選手が多数いるので、ゴールを決めることをそれほど心配する必要がない」

 今季はマンチェスター・ユナイテッドからのレンタル移籍で初めて国外でのプレーを経験しているラッシュフォードは、ペドリやヤマルとのプレーについて聞かれると、「2人ともボール捌きが素晴らしいと思う」と絶賛しつつ、まだバルセロナに順応しているところであることを強調した。

「他のチームもそれを知っていることを忘れてはならない。
だから、僕にとって重要なのはタイミングなんだ。まだ学んでいる最中だよ。彼らとの連携を改善し、アシストやゴールを決めるための適切なエリアに入ろうと努力している」

 一方、フリック監督も試合後には「マーカス・ラッシュフォードは今日、良いプレーを見せた」と同選手のパフォーマンスに賛辞を送っている。

「彼は常にピッチにいたし、9番の役割を担うのは彼にとって容易なことではない。試合開始直後にはプレッシャーをかけるのに苦労していたと思うけど、最終的に彼はチャンスを得て、PKも獲得した。重要なことは彼がゴールを決めたことだ。彼は私が彼に求めていることを100%発揮してくれている」


【動画】ラッシュフォードが2ゴールをマーク!

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