ここまで2試合を消化したリーグフェーズで連勝を飾り、勝ち点「6」を積み上げているレアル・マドリード。
試合は立ち上がりの10分にユヴェントスが最初のチャンスを作り出す。ポゼッションで相手を押し込みつつ、アンドレア・カンビアーゾが左サイドからピッチ中央にパス。味方を経由してケナン・ユルディズにボールが渡ると、縦パスを受けたウェストン・マッケニーが反転から右足を一振り。ボックス手前から放ったシュートは枠を捉えたが、GKティボー・クルトワに防がれてしまう。
以降はレアル・マドリードが支配率を高め、ゲームの主導権を掌握する。40分には中盤左サイドでのボール奪取からカウンターに移行。ヴィニシウス・ジュニオールがドリブルで運びながら縦パスを出し、ブライム・ディアスが華麗なターンでマーカーを突破していく。2人目のディフェンスを引きつけて左脇にラストパスを送ると、フリーで走り込んできたキリアン・エンバペが倒れ込みながらシュート。だが、鋭い反応を見せたGKミケーレ・ディ・グレゴーリオにセーブされた。
その3分後にもエンバペが決定機を演出。ボックス手前のアルダ・ギュレルがペナルティエリア右角のエンバペに繋ぎ、巧みな切り返しで対峙したカンビアーゾを翻弄する。ユヴェントスはユルディズも寄せて対応を試みるが、エンバペが再び深い切り返しで打開。最後はマイナスの折り返しをエデル・ミリトンがダイレクトで振り抜いたものの、シュートはわずかに枠の上へと逸れてしまった。
一方のユヴェントスも、後半開始直後の50分にレアル・マドリードを脅かす。自陣ボックス内で相手の縦パスをカットすると、ピッチ中央のスペースに流れたボールへドゥシャン・ヴラホヴィッチがスプリント。並走したミリトンを押さえ込みながらペナルティエリアに侵入し、左足でゴールを狙う。圧倒的なスピードとフィジカルで得点に迫ったが、GKクルトワが左足でブロックした。
そんななか、57分にホームチームが均衡を破る。相手を押し込んだ状況でギュレルが左サイドに展開し、ボールを持ったヴィニシウスがドリブルを開始。ユヴェントスは3枚で囲い込むように守備を行ったものの、ヴィニシウスは細かいタッチで相手選手たちを掻い潜る。左足で放ったシュートは右ポストに弾かれるが、こぼれ球をジュード・ベリンガムが詰めて先制点をゲット。
攻勢を強めるレアル・マドリードが立て続けにチャンスを迎えるが、ユヴェントスもGKディ・グレゴーリオを中心に懸命にゴールを守る。結局、そのまま試合は1-0で終了。勝利を収めたレアル・マドリードが3連勝を達成した。次節は来月4日に行われ、レアル・マドリードはアウェイでリヴァプール(イングランド)と対戦。ユヴェントスはホームでスポルティング(ポルトガル)と対戦する。
【スコア】
レアル・マドリード 1-0 ユヴェントス
【得点者】
1-0 57分 ジュード・ベリンガム(レアル・マドリード)
【動画】レアルvsユヴェントスのハイライト!