チェルシーに所属するブラジル代表FWエステヴァンが、同クラブのチャンピオンズリーグ(CL)における最年少ゴール記録を更新した。

 CL・リーグフェーズ第3節が22日に行われ、チェルシーはアヤックスと対戦。
15分から数的有利に立つと、18分にマルク・ギウが先制点をマーク。さらに、27分にはモイセス・カイセドのシュートが相手DFに当たってリードを広げると、33分にはPKから1失点を喫したものの、45分にはエンソ・フェルナンデスが、45+6分にはエステヴァンがそれぞれPKを決めたほか、48分にはタイリーク・ジョージにも得点が生まれ、5-1で快勝した。

 イギリスメディア『Squawka』によると、この試合では19歳291日のマルク・ギウが先制点を決めたことで、CLではチェルシー史上最年少ゴールとなっていたが、33分後に18歳181日のエステヴァンがこの記録をすぐさま更新したことが伝えられている。

 また、エステヴァンは、ボージャン・クルキッチ(2008年、18歳19日)と、昨日のラミン・ヤマル(18歳100日)に次いで、CL史上3番目に若いPKからゴールを記録した選手にもなったという。

 年齢の問題で18歳になった今夏に欧州移籍を果たしたエステヴァンは、チェルシーでの1年目ながら、ここまで公式戦11試合の出場で2ゴール1アシストを記録し、華麗なドリブル突破からチャンスを何度も創出していることで早くもファンの人気者となっている。

 試合後、イギリスメディア『TNT Sports』でエステヴァンの活躍ぶりについて聞かれたエンツォ・マレスカ監督は「彼を見るのはワクワクする」と語りながら、同選手の優れた点について次のように明かした。

「エステヴァンの奇妙なところは、若い選手は一度良い試合をすれば自分がトップだと思ってしまうけど、エステヴァンは礼儀正しく、謙虚で、学ぶ意欲に満ちている。彼の家族が大きな役割を果たしているのだと思う。彼のパフォーマンスだけでなく、本当に良い少年であるということに満足している」

「プレミアリーグでは彼にはもう少し時間が必要だと思う。コール・パーマーとよく似ている。私は同じ年齢の時に彼とマンチェスター・シティのU-23で一緒だった。コールはサイドでプレーしていたけど、今はインサイドにいる。
エステヴァンも今はサイドにいるけど、将来的にはインサイドの選手になると思うよ」


【動画】エステヴァンがチェルシー史上CL最年少弾をマーク!

編集部おすすめ