日本の学生団体『WorldFut(ワールドフット)』が、カンボジアの小学生を対象としたサッカー大会「Dream Challenge Cup(以下、DCC)」を初めて2都市で開催したことを報告した。

 2008年に創設されたWorldFutは、「サッカー×国際協力」をテーマに国内外で活動を続けてきた学生団体。
国内では神奈川県内の児童養護施設や在日ブラジル人学校への支援などを行い、国外では創設以来、カンボジアでサッカー選手を志す子どもたちへの支援を16年以上にわたり継続している。

 2016年からは、カンボジアの首都プノンペンでサッカー大会「DCC」を開催。経済格差が広がる農村部の子どもたちを招待し、地域間交流を図るとともに、プロ選手や競技環境に触れることで“夢との距離を縮める”ことを目的としたプロジェクトを展開している。

 以下、リリースの通り。

「学生団体WorldFutは、今年もカンボジアで小学生を対象としたサッカー大会『DCC』を開催しました。
 8回目の開催となった今年は大会規模を拡大し、首都プノンペンに加えて、カンボジア第二の都市シェムリアップでも初めて開催しました。
 今大会は、プロの公式戦で使用されるスタジアムで実施。当日はカンボジアの現役プロサッカー選手も駆けつけ、子どもたちは憧れの選手と同じピッチに立ち、言葉を交わす貴重な時間を過ごしました。
 2025-26シーズンからアンコールタイガーFCの指揮を執る安永聡太郎監督(元日本代表FW)も、弊団体の取材に対して次のようにコメントしています。
『純粋にすごいと思いました。子どもたちにとって目指す場所、頑張る目的になっていることで、日々のトレーニングのモチベーションにもつながっているのではないでしょうか。素晴らしい機会になっていると思います』
 プロクラブの指導者の視点から見ても、DCCはカンボジアの育成年代にとって、大きな存在へと成長しつつあります。

 サッカー選手が“憧れ”で終わらず、子どもたちが自らの夢へと踏み出す力になるように。WorldFutはこれからも、DCCを通じて子どもたちに希望と挑戦の機会を届けていきます。」
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