2025明治安田J1リーグも残り4試合となり、残留争いも佳境を迎えている。

 崖っぷちに立たされているのが最下位のアルビレックス新潟
前節終了時点での勝ち点は「22」で、残留圏の17位横浜F・マリノスとは「12」ポイント差となっている。26日(日)に控えるヴィッセル神戸戦を引き分け以下で終えた場合、他クラブの結果に関わらず18位以下でのJ2降格が決定。また、25日(土)に行われる試合で横浜F・マリノスが引き分け以上、または横浜FCが勝利というどちらかの条件を満たした場合には、神戸戦を待たずしてJ2降格が確定する状況だ。

 新潟と同じく次節にも降格決定の可能性があるのが湘南ベルマーレ。開幕直後は首位に立っていたが、5月11日に行われた東京ヴェルディ戦以降は18試合勝ちなしとなっており、勝ち点「26」の19位に沈んでいる。26日(日)のアビスパ福岡戦で引き分け以下に終わり、横浜FMが前日に勝利していた場合には残留圏内への浮上が不可能となり、J2降格が決まる状況だ。

 勝ち点「32」で18位につける横浜FCは、最短で11月9日に行われる第36節でJ2降格が確定する可能性がある。柏レイソル鹿島アントラーズと対戦する今後2試合で勝ち点「1」以下に終わり、「2」ポイント差の横浜FMが2連勝した場合には残留圏への浮上が不可能に。横浜FMの今後2試合の対戦相手はサンフレッチェ広島京都サンガF.C.となっている。互いに上位勢との2連戦となるが、勝ち点をどこまで伸ばせるだろうか。

 なお、勝ち点「42」で並ぶ11位FC東京と12位東京ヴェルディは、次節勝利すれば無条件でJ1残留が確定。引き分けや敗れた場合にも、横浜FCが同じ結果に終われば勝ち点「10」差が維持されるため、残り3試合での逆転が不可能となる。
勝ち点「41」で並ぶ13位アビスパ福岡、14位清水エスパルス、15位ファジアーノ岡山、そして勝ち点「40」の名古屋グランパスは次節に勝利し、横浜FCが引き分け以下の場合に残留が確定する状況だ。

 J1への生き残りをかけた戦いに注目が集まる。
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