パナシナイコスは24日、ラファエル・ベニテス氏が新監督に就任したことを発表した。

 スペイン紙『マルカ』によると、契約期間は2027年6月30日までの約2年半で、1年間の延長オプションも付随しているという。


 ギリシャ・スーパーリーグ(ギリシャ1部リーグ)で過去20度の優勝を誇る名門が、スペインの知将に再建を託すこととなった。昨年10月末に就任したルイ・ヴィトーリア元監督のもとで今シーズンをスタートさせたパナシナイコスだが、公式戦8試合で2勝4分2敗と不安定な戦いが続き、9月に解任を決断。クリストス・コンティス前監督就任後も成績は上向かず、現在は1試合未消化のリーグ戦で7位、ヨーロッパリーグ(EL)リーグフェーズで22位となっている。

 新たに指揮を執ることとなったベニテス氏はスペイン出身の現在65歳。バジャドリードやオサスナ、バレンシアを率いた後、2004年7月にリヴァプールの監督に就任すると、初年度にチャンピオンズリーグ(CL)制覇に導くなど手腕を発揮した。3点ビハインドから追い付き、PK戦の末にミランを撃破した決勝戦は“イスタンブールの奇跡”と呼ばれている。

 その後はインテルでFIFAクラブワールドカップ制覇、チェルシーでヨーロッパリーグ(EL)優勝などを成し遂げ、ナポリやレアル・マドリード、ニューカッスル、エヴァートンなどの監督を歴任。2023年夏からはセルタを率いていたが、翌年3月に解任されていた。


【動画】ギリシャの名門パナシナイコスが“知将”ベニテス氏を招へい!


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