2025明治安田J1リーグ第35節が25日に行われ、京都サンガF.C.鹿島アントラーズが対戦した。

 シーズンも佳境を迎えたなか、3位京都と1位鹿島が勝ち点差「5」で直接対決を迎えた。
悲願の初優勝か9年ぶりタイトル奪還か、優勝争いの行方を占う大一番は、序盤から締まった試合展開となる。そんななかこう着が崩れたのは36分、京都がベテランの閃きで先制に成功する。左サイドの深い位置でボールを収めた長沢駿が、相手の意表を突いて振り向きざまにスルーパスを供給する。抜け出したマルコ・トゥーリオが右足を振り抜くと、シュートは相手DFに当たってコースが変わり、ゴールに吸い込まれた。

 ビハインドで折り返した鹿島は後半にボールを握る時間が増えるが、京都の堅い守りを前に攻めあぐねる時間が続く。ゴールに近づこうとすれば京都の体を張った守りに阻まれ続ける。

 試合はこのまま終わるかに思われたが、最後の最後で鹿島が試合を振り出しに戻す。右からのクロスに鈴木優磨が合わせて、執念でねじ込んだ。

 これがラストプレー。ともに3試合連続ドローとなり、両者の勝ち点差は「5」のままとなった。。次節、京都は11月9日にホームで横浜F・マリノスと、鹿島は同8日にホームで横浜FCと対戦する。


【スコア】
京都サンガF.C. 1-1 鹿島アントラーズ

【得点者】
1-0 36分 マルコ・トゥーリオ(京都)
1-1 90+6分 鈴木優磨(鹿島)


【ゴール動画】鈴木優磨が起死回生の一撃。京都vs鹿島



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