クラブ史上初のセリエA連覇を掲げてシーズンをスタートさせたナポリは、ここまで5勝2分の成績で3位につける。
そんな両者による上位対決は、33分にスコアが動く。ナポリは敵陣でクリアボールを回収すると、ボックス内でマッテオ・ポリターノからのパスを呼び込んだアンドレ・フランク・ザンボ・アンギサが、ダイレクトで相手を出し抜くパスを送る。前を向いたジョヴァンニ・ディ・ロレンツォがヘンリク・ムヒタリアンに倒されると、主審は遅れたタイミングで笛を鳴らし、PKが宣告される。このPKを、ケヴィン・デ・ブライネがゴール左下に蹴り込み、ナポリが先手を取った。
だが、このPKの直後、デ・ブライネが右ハムストリングを抑える仕草を見せ、プレー続行が不可能となる。マティアス・オリベラとの交代でピッチを後にし、ナポリとしては、先制に成功しながらも、貴重なゲームメイカーを欠いた状態でハーフタイムに突入。それでも、嫌な雰囲気を打ち破ったのは、昨季の優勝の立役者となった大黒柱だった。
後半立ち上がりの54分、自陣でボールを奪ったところから、ダヴィド・ネレスがポストプレーで左サイドへ展開。ボールを受けたレオナルド・スピナッツォーラが背後のスペースへスルーパスを流し入れると、飛び出したスコット・マクトミネイがダイレクトで右足シュートを突き刺した。
インテルとしては、アウェイの環境で2点ビハインドと苦しい状況に立たされたが、56分には反撃のチャンスを得る。敵陣左サイドでフリーになったフェデリコ・ディマルコのクロスボールから、ラウタロ・マルティネスがヘディングシュートを放つと、ボールはアレッサンドロ・ボンジョルノの手に直撃。OFR(オンフィールドレビュー)を経てPKが与えられると、ハカン・チャルハノールがゴール右下にシュートを沈め、1点差に詰め寄った。
次の1点がどちらに生まれるかに注目が集まる中、67分にはザンボ・アンギサが圧巻の個人技を見せつける。敵陣右サイド低い位置でネレスから落としのパスを受けると、スペースをドリブルで前進し、寄せてきたデンゼル・ダンフリースをかわした後、左足でシュートを叩き込む。1人で攻撃を完結させ、ナポリが再びリードを広げた。
試合はこのままタイムアップ。この結果、ナポリがインテルとの上位対決を制し、セリエAでは2試合ぶり、公式戦では3試合ぶりの白星を手にした。暫定首位に浮上しており、現地時間26日に今節を控えるローマが4点差以上で勝利しなければ、今節を終えた時点でも首位に立つこととなる。一方で、インテルとしてはセリエAでは5試合ぶり、公式戦では8試合ぶりの黒星を喫した。
次節、ナポリは28日に敵地でレッチェと、インテルは29日にホームでフィオレンティーナと、それぞれ対戦する。
【スコア】
ナポリ 3-1 インテル
【得点者】
1-0 33分 ケヴィン・デ・ブライネ(PK/ナポリ)
2-0 54分 スコット・マクトミネイ(ナポリ)
2-1 59分 ハカン・チャルハノール(PK/インテル)
3-1 67分 アンドレ・フランク・ザンボ・アンギサ(ナポリ)
【動画】マクトミネイ&ザンボ・アンギサが後半にゴール

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