アーセナルがイングランド史上2チーム目の快挙を成し遂げた。

 プレミアリーグ第9節が現地時間26日に行われ、アーセナルは日本代表MF鎌田大地が所属するクリスタル・パレスを本拠地『エミレーツ・スタジアム』に迎えた。
相手のコンパクトな守備ブロックと連動したプレスに苦戦したが、39分に得意のセットプレーから古巣対戦のエベレチ・エゼが先制ゴールを記録。追加点は奪えなかったものの、クリスタル・パレスに反撃を許さず1-0で勝利した。

 苦しみながらも持ち味の堅守とセットプレーで勝ち点「3」をもぎ取ったアーセナル。これで破竹の公式戦7連勝、プレミアリーグでは4連勝となり、いずれも今節敗れたマンチェスター・シティやリヴァプールら“ライバル”たちとの勝ち点差を広げている。

 好調のチームで際立っているのが欧州屈指の堅さを誇る守備力だ。プレミアリーグの公式記録によると、この日はクリスタル・パレスを枠内シュート「1本」、ゴール期待値「0.47」に抑えたとのこと。今シーズンここまで行われた公式戦13試合でわずか3失点しか喫しておらず、クリスタル・パレス戦を含めた直近4試合で枠内シュートをたった2本しか許していない。

 アーセナルの堅守は今シーズンに限ったことではない。データサイト『Opta』によると、ミケル・アルテタ監督率いるチームは公式戦100試合連続で3失点以上を喫していないとのこと。これは2016年10月から2018年8月にかけてのマンチェスター・ユナイテッドに次いで、イングランド史上2チーム目の快挙だという。当時のマンチェスター・ユナイテッドは最終的に107試合連続で対戦相手に3ゴール以上を許さなかったようだ。

 アーセナルは今後、ブライトンやバーンリー、スラヴィア・プラハ、サンダーランドと対戦し、11月下旬にはトッテナム・ホットスパー、バイエルン、チェルシーという強豪との3連戦が控えている。
現在は5試合連続でクリーンシート(無失点)を達成しているが、連勝とともに記録をどこまで伸ばすだろうか。


【ハイライト動画】古巣対戦のエゼが決勝弾! アーセナルがクリスタル・パレス撃破

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