スコティッシュ・プレミアシップのハーツが、スコットランドのトップリーグ史上40年ぶりとなる快挙に向けて大きな勝利を収めた。

 26日にスコティッシュ・プレミアシップ第9節が行われ、首位ハーツはホームで2位セルティックと対戦した。
試合は8分、オウンゴールでハーツが先制。12分にカラム・マクレガーの得点でセルティックが追いついたが、反撃はここまで。ハーツは52分にアレクサンドロス・キジリディスの得点で再びリードすると、55分には主将のローレンス・シャンクランドのPK弾で加点。ハーツが3-1でセルティックに勝利し、勝ち点差を「8」に広げた。なお、先発出場した旗手怜央は60分までプレーし、山田新は60分から途中出場。稲村隼翔と負傷離脱中の前田大然はメンバーに招集されなかった。

 ここまでリーグ戦9試合を戦い、8勝1分けと無敗を継続しているハーツ。スコットランドのトップリーグでは、過去40年間にわたってグラスゴーに本拠地を置くセルティックとレンジャーズの2クラブがリーグ優勝を果たしてきた。この2クラブ以外で最後に優勝したクラブは1984-85シーズンのアバディーンであり、仮にハーツが優勝すればスコットランドのサッカー界において40年ぶりの快挙となる。

 ハーツの主将であるシャンクランドは、イギリスメディア『スカイスポーツ』のインタビューで「これで差を3ポイント広げたが、現時点ではそれだけの話だ」とコメント。「重要なのは好調を維持することだ。シーズンも開幕してからだいぶ経ったけど、まずはシーズンの最初の3分の1を乗り切り、可能な限り多くの勝ち点を積み上げなくちゃいけない」と気を引き締めた。


 なお、ハーツは次節、29日にアウェイでセント・ミレンと対戦。セルティックは次節、同じく29日にホームでフォルカークと対戦する。


【ハイライト動画】ハーツvsセルティック


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