エールディヴィジの首位攻防戦のキックオフが遅れたことが話題となっている。26日、オランダ紙『AD』が伝えている。


 26日に行われたエールディヴィジ第10節では今季ここまで唯一の無敗で首位に立つフェイエノールトと2位PSVが対戦。フェイエノールトに所属する日本代表FW上田綺世と同DF渡辺剛がともにフル出場した一戦は、3-2でPSVが直接対決を制して、フェイエノールトは今季初黒星を喫した。

 この結果、得失点差の関係でフェイエノールトが首位をキープしたものの、PSVは勝ち点を「25」に伸ばして、フェイエノールトに並ぶことに成功している。

 注目の大一番となったが、この試合前には両チームがピッチに入場した時に、スタジアムの複数の場所から紙切れが空中に舞い上げられ、一体感が醸し出されていた。しかし、この際に多くの紙切れがピッチに落ち、まともにプレーすることが不可能になってしまい、ピッチから紙を撤去する作業が必要となり、キックオフ時間が15分遅延する事態となった。

 試合後、紙切れのせいで試合開始が遅れたことについて聞かれたフェイエノールトを率いるロビン・ファン・ペルシ監督は「トルコで数年間プレーしたことがあるけど、そこではもっとクレイジーなことを見てきたし、経験してきた」と比較しながら、「理想的ではないけど、起こり得ることだ。それが影響を与えていたとしたら、両チームに影響していたと思うよ」と語った。

 また、PSVを率いるピーター・ボス監督は「私はダグアウトでも滑ってしまったよ。それに選手たちはスタッドの間に紙切れが挟まっていたようだ」と試合を始めるには適切な状況ではなかったと振り返った。


【動画】思わぬアクシデントでキックオフが遅延に



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