昨シーズンのプレミアリーグを圧倒的な強さで制したリヴァプールは、アルネ・スロット監督のもとで黄金期を築くべく、今夏の移籍市場で総額4億ポンド(約800億円)以上を費やす超大型補強を敢行。
しかし、開幕前の期待とは裏腹にスロット体制2年目のリヴァプールは苦しいシーズン序盤戦を過ごしている。開幕から公式戦7連勝とスタートダッシュに成功するも、プレミアリーグ第6節クリスタル・パレス戦から約11年ぶりの公式戦4連敗。チャンピオンズリーグ(CL)リーグフェーズ第3節では日本代表MF堂安律が所属するフランクフルトに快勝したが、現地時間25日に行われたブレントフォード戦に敗れ、プレミアリーグでは悪夢の4連敗を喫した。
鳴り物入りで加入したヴィルツとイサクの苦戦、絶対的エースであるエジプト代表FWモハメド・サラーのパフォーマンス低下、そして公式戦13試合で19失点という極めて不安定な守備。シーズン序盤戦にして様々な課題が浮き彫りになる中、クラブOBであるジェイミー・キャラガー氏は『スカイスポーツ』を通じて「4連敗するのは大惨事だ。夏に巨額の補強費を投じた王者がそれを繰り返していることは、リヴァプールが危機的状況にあることを意味する。特にフィジカル面について見直す必要があるだろう。現時点でそれが十分だとは言えないからだ」と話す。
また、かつてマンチェスター・ユナイテッドで活躍したガリー・ネヴィル氏は「アルネ・スロット率いるリヴァプールは私の古巣を少し思い出させる」と前置きした上で、戦い方を改善する必要があると指摘している。
「前線の選手たちは間違いなくゴールを決めてくれるが、他の選手たちは常にオープンにならず、隙を見せないようにしっかり守る必要がある。ゼロからのスタートのように聞こえるかもしれないが、時にはそうしなければならない。
一方、マンチェスター・ユナイテッドやイングランド代表で得点を量産したウェイン・ルーニー氏はサラーとオランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクのパフォーマンスを問題視。『BBC』を通じて次のように持論を展開している。
「誰もこんなことになるとは予想していなかった。彼らは大きな打撃を受けており、今まさにそこから抜け出す方法を模索している最中だろう。今こそ監督とリーダーたちが迅速に対処すべきだ。ファン・ダイクとサラーは新契約を締結したが、今シーズンは真にチームを牽引しているとは思えない。ボディランゲージは多くのことを物語るが、彼らのそれには微妙な変化が見られる。正常でなければ、他の全員にも影響するだろう。私の見解が間違っている可能性もあるが、もし私がリヴァプールのファンや監督であれば、これは大きな懸念材料となる」
プレミアリーグOBから厳しいコメントが相次ぐ中、リヴァプールは現地時間29日のカラバオカップ4回戦で、日本代表MF鎌田大地が所属するクリスタル・パレスと対戦する。
【ハイライト動画】リヴァプールがブレントフォードに敗れ悪夢のリーグ戦4連敗

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