26日に行われたバルセロナとの“エル・クラシコ”を2-1で制し、今シーズンのラ・リーガにおいて、頭ひとつ抜け出しつつあるレアル・マドリード。しかし、試合後から注目を集めているのは、昨シーズンの屈辱を晴らしたチームの戦いぶりではなく、“とある選手”の言動ばかりだ。そう。ヴィニシウス・ジュニオール。72分に途中交代を命じられた際に発した「いつも僕だ! もうこんなチームから出て行ってやる! 出ていく、出て行くぞ!」と、そのままロッカールームへと下がっていた(その後に戻ってきたが…)振る舞いが、国内外の関心ごととして取り上げられている。
そうしたなかで、ヴィニシウスは“本当”に「出ていく」ことも視野に入れているようだ。スペイン紙『アス』は、ヴィニシウスとシャビ・アロンソ監督の関係について、「重大な、甚大な問題だ。極度の緊張が走っている」としており、前述した同選手の態度によって「くすぶっていた火種が、今や大火災となった」と指摘。また、クラブ側が、X・アロンソ監督の決断を全面的に支持する構えで、交代時に見せた一連の挙措に不快感を示しているのに対して、ヴィニシウスも、ここ数年間で築き上げた自身の地位に敬意が払われていないと感じており、両者の間に軋轢が生じていることを明かした。
さらに『アス』は、ヴィニシウスが「指揮官に求められた、攻撃での存在感を失うことになっても守備でより貢献する、ということを実行しているにもかかわらず、評価を得られていない」との理由から、X・アロンソ監督の“お気に入りではない”ことが根本的な問題、と考えているとのこと。実際に先月下旬、プレータイムを他の選手と分け合っている状況に不満を抱いた同選手が、「このままの状況が続けば、冬の移籍も排除しない」と伝えたことで、クラブ内で秘密裏に面談が実施されて一度は沈静化したものの、ヘタフェ戦(ベンチスタート)とバルセロナ戦での扱いにふたたび納得しておらず、あのような嚇怒を招くこととなったようだ。
そして、ヴィニシウスは、2027年夏に満了を迎える現行契約を延長して残留することを希望しつつも、それと同時に「この状況は継続不可能だと感じている」と『アス』は指摘する。
仮に来夏、ヴィニシウスの退団を容認するとしても、契約最終年に入るタイミングであるため、市場価値よりも低い金額での売却となることが予想される。クラブ側が全面的に支持するX・アロンソ監督は、今回の振る舞いに対して非常に憤っているとされるが、この先、両者の関係が修復されることはあるのだろうか。さもなければ1年後、『7』の継承者を巡った報道が盛んになるに違いない。

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