インテルは27日、同クラブに所属する元アルメニア代表MFヘンリク・ムヒタリアンの負傷を発表した。

 ムヒタリアンは25日に行われたセリエA第8節のナポリ戦(●1-3)にスタメン出場していたものの、同試合の29分、ペナルティエリア内でナポリのイタリア代表DFジョヴァンニ・ディ・ロレンツォを倒した場面で、左太もも裏を負傷。
ベルギー代表MFケヴィン・デ・ブライネがPKを蹴る直前に、ポーランド代表MFピオトル・ジエリンスキとの交代でピッチを後にしていた。

 クラブからの発表によると、ムヒタリアンは同日午前、ロッツァーノに位置するヒューマニタス大学病院で検査を受けたという。その結果、左大腿部の半腱様筋に筋挫傷(肉離れ)が確認された。詳細な状態については、来週以降に判断されることが明かされている。

 現時点で、クラブから正式な離脱期間は明かされていないものの、『スカイ・イタリア』によると、約1カ月間の離脱が見込まれるようだ。回復の進行度合いによって復帰時期は前後するものの、約1カ月間の離脱と仮定した場合、ムヒタリアンは29日に控えたセリエA第9節フィオレンティーナ戦から、11月23日に控えた第12節ミラン戦まで、チャンピオンズリーグ(CL)も含めた公式戦5試合を欠場する可能性が高そうだ。

 インテルはミラノ・ダービーの後、26日にCL・リーグフェーズ第5節でアトレティコ・マドリードとのアウェイゲームを控えているが、同試合に間に合うか否かも微妙なところ。復帰は11月末、もしくは12月の頭になると予想される。

 現在36歳のムヒタリアンは、2022年夏にローマからインテルに加入すると、即座に中盤の主力に君臨。今季に入ってからもその立ち位置は揺らいでおらず、ここまで行われたセリエAでは7試合、CLでは1試合のピッチに立っていた。イタリア代表MFニコロ・バレッラ、トルコ代表MFハカン・チャルハノールとの中盤の“トリオ”は、直近のインテルの心臓部となっていたが、そのうちの1人がしばらくの間離脱することとなった。


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