チェルシーは29日、カラバオ・カップ(EFLカップ)3回戦でウルヴァーハンプトンとのゲームが控えている。同試合に向けた会見に、チェルシーを率いるエンツォ・マレスカ監督が出席し、負傷離脱が続いていたイングランド人FWリアム・デラップが起用可能であることを明言した。
イギリスメディア『スカイスポーツ』が28日、会見の様子を伝えた。

 昨季、イプスウィッチでプレミアリーグ37試合のピッチに立ち、12ゴールと二桁得点を達成したデラップは、今夏に3000万ポンド(約60億円)と報じられた移籍金でチェルシーへステップアップ。合流直後に行われたFIFAクラブワールドカップ2025でも6試合出場1ゴール1アシストと、主力の一角として優勝に貢献した。

 今季のプレミアリーグでも、開幕から3試合連続でピッチに立っていたものの、8月30日に行われた第3節フルアム戦(○2-0)でハムストリングを負傷。手術は回避したものの、以降は約2カ月間もの期間、戦列を離れていた。

 だが、マレスカ監督は、現地時間29日のウルヴァーハンプトン戦で、デラップが公式戦復帰を果たす可能性を示唆。「リアムは出場可能だ。昨日のトレーニングセッションもすべて参加しており、問題もなかった。明日の試合に備えているところだよ」と状態を明かしている。

 一方で、「90分間プレーできる状態か」と問われると、「それは無理だ」と返答。「彼の状態には気をつけなければならない。なんて言ったって、彼は2カ月近く欠場していたんだ。
徐々に100%の状態に戻していく必要がある」と言葉を続け、起用する場合でも、プレータイムを制限することを宣言した。

 25日に行われたプレミアリーグ第9節では昇格組のサンダーランドに1-2で敗れており、今季2度目の公式戦連敗は避けたいチェルシー。そんなチームに、頼れる“9番”が戻ってくることとなりそうだ。


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