国際親善試合が28日に行われ、なでしこジャパン(日本女子代表)とノルウェー女子代表が対戦した。

 なでしこジャパンは、来年3月に控えるAFC女子アジアカップ2026に向け、ニルス・ニールセン新監督の下で欧州遠征を行っている。
今回の対戦相手は、北欧の強豪であるノルウェー女子代表。なでしこジャパンにとって、2023年のFIFA女子ワールドカップのラウンド16で対戦し、3-1で制した相手であり、勝利という結果で今回の遠征を締めくくりたいところだ。

 試合は、なでしこジャパンが立ち上がりからボールを支配し、対角のパスや長短のパスを織り交ぜながらゴールに迫っていく。2分、清水梨紗が右サイドからDFラインの裏へ低い弾道のアーリークロスを送ると、清家貴子がループシュートを試みる。しかし、これはクリアされてしまった

 スコアが動いたのは28分。左サイドに張っていたノルウェー女子代表のシグネ・ゴープセットがパスを受けると、そのままドリブルでボックス内へ侵入。最後は右足を振り抜き、ゴール左上にシュートを突き刺した。

 1点を追うなでしこジャパンは、その後も攻撃のプランを明確にしつつ得点を奪いにいく。40分には宮澤ひなたのスルーパスから藤野あおばがゴールネットを揺らしたが、これはオフサイドという判定に。前半は0-1となでしこジャパンの1点ビハインドで終えた。

 後半、次の1点もノルウェー女子代表に生まれる。52分、ゴープセットがボックス手前から右足を一閃。
強烈なミドルシュートがゴール右上に突き刺さった。

 2点を追うことになったなでしこジャパンは、コンパクトに守るノルウェー女子代表に対し、攻勢を強めていく。すると50分、長谷川唯が低い弾道のクロスを送り、宮澤が右足で合わせる。しかし、これはクロスバーに直撃してしまった。

 その後もチャンスを作るなでしこジャパンだが、得点には至らないまま時計の針が進んでいく。疲労の色も見え始めた75分、浜野まいかが左サイドからクロスを上げると、藤野がボックス内右からボレーシュートを放つ。しかし、シュートはゴール左に外れてしまった。

 左右からクロスを上げ続け、なんとか得点を奪おうとするなでしこジャパンだったが、試合はこのまま終了。なでしこジャパンは0-2でノルウェー女子代表に敗れた。

【スコア】
なでしこジャパン 0-2 ノルウェー女子代表

【得点者】
0-1 28分 シグネ・ゴープセット(ノルウェー女子代表)
0-2 52分 シグネ・ゴープセット(ノルウェー女子代表)


【動画】なでしこジャパンvsノルウェー プレー集






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