移籍後初ゴールを挙げた日本代表FW町野修斗(ボルシアMG)に、ドイツ紙『ビルト』が高評価を与えている。

 DFBポカール2回戦が28日に行われ、ボルシアMGはホームでカールスルーエ(2部)と対戦した。
試合は開始早々の3分にハリス・タバコヴィッチの折り返しから町野が先制弾をマーク。勢いに乗る町野は以降も前線で存在感を発揮し、チームも51分にニコ・エルヴェディの得点でリードを広げる。その後、カールスルーエも59分に1点を返すと、77分にはボルシアMGからレンタル加入中の福田師王を投入。結局、終了間際にもボルシアMGが1点を加え、3-1の勝利を収めた。

 この試合で貴重な先制弾を決め、73分までプレーした町野。『ビルト』はチームの勝利に貢献した日本人ストライカーについて、「試合開始からわずか3分でボルシアMGでの初ゴールを挙げ、先発起用を正当化した」と高く評価している。

 一方、「しかし前半終了間際、理解に苦しむミスを犯してしまった」とも指摘。パスミスからGKと1対1のピンチを招いた41分にシーンに対し、「致命的なバックパスを出してしまい、(リリアン・)エグロフが単独でGK(モリッツ・)ニコラウスの前に抜け出す場面を作られた。幸いにもGKニコラウスが同点ゴールを阻止した」と振り返った。

 得点とミスという2つの側面に触れた同紙は、町野のプレーぶりを「天才と狂気の狭間で!」と総括。なお、ボルシアMGが駒を進めた3回戦(ラウンド16)は、12月3日と4日にかけて行われる。
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