レアル・ソシエダに所属する日本代表MF久保建英が、チームのトレーニングに復帰した。

 久保については9月28日に行われたラ・リーガ第7節バルセロナ戦(●1-2)から2試合連続でスターティングメンバーを外れ、足首の状態が懸念されたまま、10月のキリンチャレンジカップ2025を戦う日本代表メンバーに合流。
今月14日に行われたブラジル代表戦(○3-2)では先発に入り、54分までプレーしたが、左足首の痛みが原因で、同試合を最後に公式戦の舞台には立てていない。

 10月のインターナショナルマッチウィーク明けから、レアル・ソシエダはラ・リーガ2試合、コパ・デル・レイ(スペイン国王杯)1試合を消化したものの、いずれの試合も久保はメンバー外。しかしながら、レアル・ソシエダのセルヒオ・フランシスコ監督は、28日に行われたコパ・デル・レイ1回戦のネグレイラ(6部相当)戦(○3-0)の前日会見において、久保の復帰が近づいていることを示唆しており、その状況には注目が集まっていた。

 レアル・ソシエダは29日、クラブ公式チャンネルを通して、11月1日に控えたラ・リーガ第11節のアスレティック・ビルバオ戦に向けたトレーニングの様子を一部公開。ネグレイラ戦の出場を回避したスペイン代表GKアレックス・レミロ、同DFイゴール・スベルディア、同FWアンデル・バレネチェアや、時間を制限して後半途中からピッチに立ったベネズエラ代表DFホン・アランブル、スペイン人MFホン・ゴロチャテギ、同代表FWミケル・オヤルサバルらとともに、トレーニングに励む久保の姿が確認された。

 久保は坂道ダッシュに臨む姿が公開されたほか、ロンド、対人系のパスメニュー等のトレーニングに合流していた。スペインメディア『マルカ』も、同日のトレーニングの様子を受けて、「クボがバスク・ダービーを欠場することはないだろう」と伝えた。

 一方で、同メディアは、現時点で久保が先発に復帰できる状態か否かは不透明だと指摘。バスク・ダービーまでは計3回のトレーニングセッションが予定されているが、その中で久保が完全な状態まで仕上げることができなければ、前節のセビージャ戦(○2-1)と同様に、元ポルトガル代表FWゴンサロ・ゲデスが11名に入るだろう。

 いずれにせよ、久保がレアル・ソシエダで公式戦4試合ぶりの出場に近づいていることは事実。果たして、レアル・ソシエダの本拠地『レアレ・アレーナ』で控えたバスク・ダービーのピッチに、久保の姿はあるだろうか。


【動画】負傷明けの久保建英が坂道ダッシュ!



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