メキシコ代表FWサンティアゴ・ヒメネス(ミラン)に残された猶予が残りわずかとなってい流ようだ。30日、イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が伝えている。


 現在24歳のヒメネスは、2017年8月に母国メキシコのクルス・アスルでプロデビュー。2022年7月にはオランダの名門フェイエノールトへと完全移籍し、加入1年目から公式戦43試合出場23ゴール2アシストを記録した。2023-24シーズンも公式戦41試合出場26ゴール8アシストの成績を残し、日本代表FW上田綺世らとともに強力な攻撃陣を形成。2025年2月にはミランへ完全移籍した。

 総額2850万ユーロ(約50億円)の移籍金でミランへと加わり、かつて元ウクライナ代表FWアンドリー・シェフチェンコ氏らが背負った「7番」を継承したヒメネス。しかし、新天地ではオランダ時代のような輝きを見せられておらず、今夏の移籍市場では早くも退団の噂が浮上していた。

 迎えた今シーズンもここまでセリエAでは無得点と苦しむ同選手だが、『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は「強いメッセージが必要だ。さもなければ、双方の道が分かれる可能性がある」と報道。冬の移籍市場までの約2カ月で結果を残さなければ、契約を2029年夏まで残しながら移籍の危機に瀕すると指摘した。

 その一方、来月23日に行われる宿敵インテルとの“ミラノ・ダービー”でインパクトを示した場合は、「この件は再考されるだろう」と残留の可能性が高まると模様。同紙はヒメネスの持ち味である献身的なプレーを高く評価したものの、与えられた猶予が限られていると強調している。
編集部おすすめ