公式戦直近5試合で4敗を喫するなど、リヴァプールの不振が目立っている。現地時間30日、イギリスメディア『BBC』はリヴァプールのファンにインタビューを敢行。
今季のチーム状況やアルネ・スロット監督に対する感想を尋ねている。

 スロット監督は、同29日に行われたカラバオカップ4回戦のクリスタル・パレス戦で先発組を大幅変更。日本代表MF遠藤航も先発メンバーに名を連ねた(フル出場)。しかし、この策が裏目に出たのかチームは統制を失い、0-3と完敗を喫して同大会敗退が決定した。

『BBC』がインタビューしたリヴァプールファンのアビゲイル・ラドキンさんは「昨晩、試合会場へ歩いていく途中、父と二人でメンバー表を受け取ったの。『犠牲を払うかも』という印象だった」と語り「私たちは我慢の限界に達している」と、就任初年度の昨季にプレミアリーグ(イングランド1部リーグ)制覇を成し遂げた指揮官の手腕に疑問を呈した。

 もう少しの猶予を与えるべきという見方もある。ジョーダン・チェンバレンさんは同11月1日に控えているプレミアリーグ
第10節のアストン・ヴィラ戦が試金石になると見ている模様で、この試合に勝利すればクリスタル・パレス戦の選手選考の件を「許すだろう」と語った。

 他にも、コロンビア代表FWルイス・ディアスやイングランド代表DFトレント・アレクサンダー・アーノルドといった主力選手の退団、既存主力選手のコンディション不良といった要素を不振の原因に挙げるファンがおり、2025年7月3日に交通事故により急逝したポルトガル代表FWディオゴ・ジョッタの存在を惜しむ声も挙がった。

 解任論も囁かれ始めているスロット監督。ファンが指摘するように、まずは直近のアストン・ヴィラ戦で批判を抑え込むだけの内容で勝利を収めることが最優先事項となる。
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