ラツィオに所属する元スペイン代表FWペドロが自らの去就について言及した。30日、イタリアメディア『スカイスポーツ』がコメントを伝えている。


 かつてバルセロナで公式戦通算321試合出場99ゴール61アシストという成績を残し、スペイン代表のFIFAワールドカップ優勝やEURO制覇に貢献したペドロ。2015年夏のバルセロナ退団後はチェルシー、ローマを経て2021年夏からラツィオでプレー。昨シーズンは公式戦44試合で14ゴール5アシストをマークし、今シーズンもここまで9試合に出場するなど、38歳となった現在でも輝きを放っている。

 そんなペドロだが、今年6月に延長したラツィオとの契約期間は来年6月末まで。スコアレスドローに終わった現地時間30日のセリエA第9節ピサ戦後には自身の去就について言及し、今シーズン限りでの退団を示唆した。

「僕は常にチームを助けたいと思っている。ラツィオでの最後の年になることは間違いない。このチームを本来いるべき場所であるヨーロッパへと戻し、良い思い出を残したい。これは全員の目標であり、ラツィオの目標であるべきだ。成長し、セリエAの上位を目指すチャンスはあると思っているよ」

 直近では元スペイン代表DFジョルディ・アルバと同MFセルヒオ・ブスケツ(ともにインテル・マイアミ所属)が今シーズン限りでの現役引退を発表。バルセロナとスペイン代表でともに数多くのタイトルを獲得した元チームメイトたちがスパイクを脱ぐ決断を下した。来夏に39歳となるペドロの動向にも注目が集まるが、現時点では「あと何年プレーできるか? それは僕にも分からない。
毎回のトレーニングを最大限に生かしたいが、日々引退は近づいている。もし思い切って踏み出すと決めたら、胸を張ってやり遂げることができるだろう」とコメントするに留めている。
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