柏レイソルは31日、JリーグYBCルヴァンカップ決勝のサンフレッチェ広島戦を翌日に控え、試合会場の国立競技場で公式練習を実施。柏のMF小泉佳穂が対広島の“難しさ”について自身の見解を述べた。


 タイトルのかかった大一番を前に、チームの中軸を担う小泉は「やるしかない」と一言。低い位置から人とボールを動かしてビルドアップしていく柏に対し、前線からのハイプレスを持ち味とする広島との試合は「強制的に広島の戦い方に付き合わされる展開になる」と指摘。つなぐ柏に対し、相手がマンツーマンでくることで「一つひとつのバトルとか、質のところでの勝負になることが多くなる」と述べ、「そこで負けないことと、負けるにしても、耐えることやボールを握れるのなら握る時間を増やすことが前半のポイントになる」との考えを示した。

 今季開幕前に浦和から柏に移籍し、ここまでチームをけん引してきた小泉にとっては決勝戦は、自身の価値を示す絶好の舞台とも言える。小泉は「カップ戦の決勝は0か100みたいなもの」と語り、「明日タイトルをとってはじめて自分の存在価値を証明できると思う。そういった意味でも頑張っていきたい」との思いを口にし、静かに闘志を燃やした。

 柏vs広島のルヴァンカップ決勝は、明日1日(土)国立競技場にて13時5分キックオフ。試合の模様はフジテレビ系列で全国生中継される。
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