2025JリーグYBCルヴァンカップの決勝戦が1日に行われ、試合に敗れた柏レイソルのGK小島亨介が失点に繋がったロングスローの対応を悔いた。

 柏レイソルは前半、ロングスローと直接FKから3失点。
後半に途中出場のFW細谷真大が1点を返すも反撃及ばず1-3で完敗を喫した。試合後、小島は「相手の強みとしてあったので対策はしていた」ことを明かしつつ、「自分たちの準備不足と実力不足だった」との見解を示した。

 広島はロングスローの際に、佐々木翔と東俊希がニアサイドでGKをブロック。その後方に空中戦で無類の強さを発揮する荒木隼人を配し、その荒木の頭に合わせる形で先手を奪った。3得点目に繋がったロングスローも佐々木と東でGKをブロックしつつ、東を壁にして手前に入った佐々木が頭で後方にすらし、ファーサイドのジャーメイン良が左足でゴール。柏はゾーンで対応していたが、間に入ったボールをケアしきれなかった。

 広島のロングスローについて、小島は「シンプルに個のところで強いし、僕のところで2枚ブロックが入っていたので、果敢に出ていくことが難しかった。そうなると個々の対応が大事になるのでマンツーの方が良かったのかもしれない」と回顧。「自分たちもちょっと準備不足だった」と反省の弁を口にした。

 また、最初の失点を喫する前のロングスローでは「ブロックが少し余った」ものの、「2本目以降はGKをしっかりブロックしろと言っていた」ことを明かし、「そこに対して僕たちも変えずにやっていたところがある。そういう状況に臨機応変に対応する力が大事だった」と指摘。「相手が対応を変えてきた中で、自分たちがどう臨機応変に対策していくかというところを、ピッチレベルのところで変える必要があった」との見解も示した。



【ゴール動画】ジャーメインが柏を突き放す3点目! 柏vs広島







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