フェイエノールトで得点量産中の上田綺世が、日本人初の快挙への喜びを語った。

 オランダの名門フェイエノールトでエースストライカーとしての地位を確立している上田。
在籍3年目の今シーズンは開幕から得点量産体制に入っており、エールディヴィジではここまで11試合で13ゴールを記録し、得点ランキングのトップを快走。10月に行われた3試合では合計5ゴールをマークし、日本人選手として初めてリーグの月間最優秀選手賞(MVP)に輝いた。

 日本代表として臨んだパラグアイ戦とブラジル戦でもネットを揺らすなど、上田にとって10月は充実の一カ月に。U-NEXTフットボールの公式X(@UNEXT_football)に投稿されたインタビュー動画では、月間MVP受賞を「すごく嬉しかったですし、今シーズン通して結果を残しているからだと思っています。リーグ戦も代表も素晴らしい月になりましたし、僕にとっても大きな成果でした」と振り返っている。

 日本代表での活躍に話が及ぶと「前回のワールドカップではチームの力になれなかったという悔しさがあったので、ブラジル戦で点を取れたのも自信になりますし、前よりもチームの力になれているという実感があります」とコメント。その上で、「チームは優勝を目指して準備していて、そこに挑戦するつもりなので、僕らのこれまでの記録とかもありますけど、より優勝に近づけるように準備していきたいです」とFIFAワールドカップ26優勝という壮大な目標への意気込みも示した。

 今後期待されるのが、エールディヴィジの日本人年間最多得点記録の更新だ。シーズン序盤ながら、ハーフナー・マイク氏が持つ16ゴールという記録まであと3点に迫っている上田は「目標という意識はないですけど、最終的に超えられたら嬉しいですし、チームのためにこれからも点を取り続けたいです」とコメントしている。

 上田の活躍もありフェイエノールトはPSVと同勝ち点ながら、得失点差で上回りエールディヴィジ首位に立っている。今シーズンの目標については「(エールディヴィジ優勝とワールドカップ優勝を)どっちも目指します」と語り、2つの大きなタイトル獲得に向けた決意を新たにした。


【動画】上田綺世が月間MVP受賞の喜びや今季の目標を語る


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